...かく東洋は王道文明発育の素地が西洋に比し遥かに優れている...
石原莞爾 「戦争史大観」
...速力はルパンの車が最も優れている様に見えた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...」(3)内科学 彼による発熱の治療は優れている...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...そうして支那人が日本の文化よりもヨオロッパやアメリカのの方が優れていると考えなくなってこそ...
津田左右吉 「〔『支那思想と日本』初版〕まえがき」
...日本人が肉弾という肉体主義的戦闘方法に於て如何に優れているかが...
戸坂潤 「社会時評」
...六十になっても、袷一枚でいる人さえあるから)半兵衛は、甚左衛門が相当の腕の人だとは思っていたが、その頭、その肚に於て、荒木の方が、優れていると、判断していた...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...人物が優れているほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを彼のカキツバタだのヤブミョウガ(ツユクサ科の)だのに充てた説に比ぶればズットその洞察が優れているからである...
牧野富太郎 「植物記」
...そして諸種族の力が優れているので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...天文暦術においては支那西洋は優れているけれども...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...技芸の小三郎より優れているものが多い...
森鴎外 「渋江抽斎」
...我々の宗旨の優れていることを考えれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ことのほか優れているのは絣(かすり)類であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...殊にステファンドムのゴシックの壮麗さはノートルダムより設計に於て優れている...
横光利一 「欧洲紀行」
...若いし――縹緻(きりょう)は優れているし――それに世間摺(ず)れていないので...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...自分より優れていると思いたくないものだが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...明らかに自分の方が強く優れている場合でも決して尊敬はされていなかった...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
...たといその仏法の志が在家の女人よりも優れているとしても...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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