...監督(ビショプ)なるが故にその信仰平信徒に優るというが如きは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...優るとも決して劣らぬ様である...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...日本美人や活動によく出てくる聖林(ハリウッド)あたりの亜米利加(アメリカ)美人に優る代物(しろもの)が黒サンの国に見出されようとは考えられぬことであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...王は其時胸中の此計畫を善しと見る――ネーリュウスの子、ネストール、人中最も優る者、之を訪ひ行き、もろともにダナオイ族の一切の禍難を攘ふ方略を講ぜんことを善しと見る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...とある神好まばこれら駿足に優るものすら賜ふべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...然れども主將すべてにいや優る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人多かれば功優る』...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其槍はイヒートスの子*スケヂオス―― 305プォーケース族――其中の武勇最も優るもの――パノピュウスの名勝地占めて衆民統ぶる者――彼の鎖骨のたゞ中の下を貫き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...少なくとも其品位を保持するに於て衆議院よりも優るものなかる可からず而も日本貴族院は不幸にして甚だ悲む可き現象を呈したりき議会を開設して先づ腐敗の徴候を発したるものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...回顧の資料は書籍に優るものはない...
永井壮吉 「冬日の窓」
...其富或は古の諸侯に優る者もあらんと雖ども...
福沢諭吉 「帝室論」
...智的快楽は感覚的快楽に優るということを根本的真理と考えている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その肉をやや久しく酢に漬け置くべし味は鰻に優るとも劣りはせんと(ピエロチの『パレスチン風俗口碑記』四六頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...第四十六 病気全快千金の薬も愉快といえる感じに優るものなし...
村井弦斎 「食道楽」
...無想の美に優る美はあり得ない...
柳宗悦 「工藝の道」
...互(たがひ)に巧妙な突撃と迅速な回避とを交換して第一回にも優る猛烈な戦闘を続けて居る中(うち)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...李牧(りぼく)に優るとも劣るものではありません...
吉川英治 「三国志」
...その優る者は己れに如かない我を友とすることはできないからである...
和辻哲郎 「孔子」
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