...これ年長者の智慧は年少者に優るとの先有観念の生みし語である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...監督(ビショプ)なるが故にその信仰平信徒に優るというが如きは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...他国に優る程度に文明を進めんとするには...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...日本美人や活動によく出てくる聖林(ハリウッド)あたりの亜米利加(アメリカ)美人に優る代物(しろもの)が黒サンの国に見出されようとは考えられぬことであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...少々拙ない改新でも完全なる習俗に優ることがしばしばあるという事実を人は往々にして忘れがちなものである...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...リキエー中に何人も優ると誇り得ざるもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アルストテレスの政治論 VII 4「ステントールの聲を持たずしては‥‥」『恥ぢよ汝らアルゴスの卑怯なる者、形のみ優る、先にはアキリュウス軍陣中にありし時、*ダルダニエーの城門の前に、トロイア敵軍は彼の鋭き槍恐れ、其れの姿を見せざりき、 790見よ今敵は其都城離れて船を前に攻む』789 即ちスカイアイ城門...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...血と塵にまみれし鹵獲もたらして母の喜たらん時 480「父にも優る英豪」と讃して人は稱ふべし』しかく宣んして愛妻の手中に愛兒抱(だ)きとらす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...形のみ優る卑怯のアカイオイ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...汝に優ることあらず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...一は文采を以て優る所以なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其伎倆彼れに優るもの必ずしも之れなきに非らじ而も学堂の如く功名心に富み...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...南北の四谷怪談は其藝術的価値に於て優るとも劣るところはない...
永井荷風 「来訪者」
...かえって世上一般に優るとも劣らぬ係累を絶つことが容易でないのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...お仙(せん)お藤(ふじ)にも優るだろうと言われた評判娘が...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...私は日本の建築がそれに優るとはいわない...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...しかるになぜ美から云ってまた丈夫な点から云って手工が機械に優るか...
柳宗悦 「工藝の道」
...後者には前者よりも優る美があり得ると云い切るのは無謀であろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
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