...それだけわれわれの知識の範囲が広くなるゆえ直にこれを利用して生存競争上他に優ることができる...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...その早稲田界隈に優るとも劣らぬ程のそれこそ「宿命的」と言ってもいいくらいの...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...君の力はいや優る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...409 父に優ると自讃す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...數また最も優るもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...優る者生みたる其子グローコス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...とある神好まばこれら駿足に優るものすら賜ふべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其伎倆彼れに優るもの必ずしも之れなきに非らじ而も學堂の如く功名心に富み...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...少なくとも其品位を保持するに於て衆議院よりも優るものなかる可からず而も日本貴族院は不幸にして甚だ悲む可き現象を呈したりき議会を開設して先づ腐敗の徴候を発したるものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その明断に於て西郷に優る者なく...
直木三十五 「南国太平記」
...芝の霊廟はそれに優るとも決して劣らぬ感激を与えてくれた事を感謝した...
永井荷風 「霊廟」
...優るとも劣らない長者でおありなさるにしても...
中里介山 「大菩薩峠」
...恐らく水浴が身体を益することは牛乳三合位飲むに優ると思う...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...それでもなおなかなか広いからどこの国にあるいは右に優る巨大なものがないとも断言は出来ない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...無心の器に優る美を示し得たことはかつてなく今もなく永えにないであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...これに優る茶碗はない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...優るとも劣る気遣いはなかった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...李牧(りぼく)に優るとも劣るものではありません...
吉川英治 「三国志」
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