...「これにも優りて...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...勝気で男優りの淀君とは...
上村松園 「朝顔日記の深雪と淀君」
...身體は衣(ころも)よりも優りたるものならずやと...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...糧と衣よりも優りたる生命と身體とに事ふもの是れ也と...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...我は其他の一切に優りて痛く愛(め)で思ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さらばリキエー軍勢の先鋒中に身を置きて、 315燃ゆるが如き戰鬪に面することぞふさはしき、さらば胸甲纒ひたるリキエー人は斯く曰はむ――『肥えたる羊、食となし、蜜の如くに甘美なる酒傾けて、リキエーに臨む我らの諸統領、げにも卑しき者ならず、見よ、勇力もまた優り、 320リキエー軍の先鋒に立ちてかく迄戰ふを』*ああ友、今し亂鬪の此現場を免れて、とこしへ常に不老の身、不滅の者となるべくば、我は再び先鋒の間(あひ)に戰ふことなけむ、譽を得べき戰場に君を進むることなけむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...我が威力彼に優りて更に又...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...特に我れ外に優りて憤ほる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 135而して外の一切に優りてヂュウス憤る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 535あらゆる人に立ち優り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「それを聞かしてくれぬか? 同志の人々も、存ぜずには、手段も、廻(めぐ)らせぬ」「でも、母は、女のことゆえ――」眼に、十分の愛を――媚を現して、下から見上げて「しかと、しましたことは――」「いいや、母上は、男優りであるし、御存じであろう――略(ほぼ)、重だった人の名さえ聞いておけばよい」「では、心憶えのままに――」綱手は、首をかしげた...
直木三十五 「南国太平記」
...二人ともに無事このところへ安着を賀する心持に優り劣りはなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...非暴力は限りなく暴力に優り...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...漢詩等に優り候ほどならば誰も俳句...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...謬妄(びうまう)哲理に優りたるはダルヰン...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...我國の淨瑠璃作者にて終らむよりは(はるか)に優りたる位地に上りぬらむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...無心(むしん)の作に優り得た場合がほとんどないことを驚きの眼を以て見つめている...
柳宗悦 「工藝の道」
...男優りの女流画家晴湖女史から蕉園女史まで閨秀画家も明治時代には大物がそろっていた...
山本笑月 「明治世相百話」
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