...又(また)一方(ぱう)に我國(わがくに)の經濟(けいざい)は立直(たてなほ)しが出來(でき)て堅實(けんじつ)なる基礎(きそ)の上(うへ)に立(た)つのであるからこれより來(きた)る生産費(せいさんひ)の低減(ていげん)によりて失(うしな)ふ處(ところ)を償(つぐな)ふ丈(だ)けの用意(ようい)と覺悟(かくご)をなすべきことゝ考(かんが)へるのである...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...其代りに相当程度の賠償金を...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...いかにして敗戦の大損害を償(つぐな)わんか...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...賠償義務は免除されはしたものの...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...いくら報酬を払おうが代償を寄越そうが...
海野十三 「奇賊は支払う」
...殺人の際についた傷に相違ないから弁償しろというし...
江戸川乱歩 「心理試験」
...「農業経済上毒土を蒙りいる以上は収支償わずというのは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
... 285又正當の賠償をアルゴス人に拂ふべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...胎内で母親に苦労をかけながら恩を報いずに死んだため塔をたてて罪の償ひをしようと淋しい賽の河原にとぼとぼと石を積んでるのを鬼がきては鉄棒(かなぼう)でつきこはしてひどいめにあはせる...
中勘助 「銀の匙」
...骨と共に泣きながら建設を始めようじゃありませんか」「わしは罪人だから苦しんで賠償させてもらうのが何より楽しみです...
永井隆 「長崎の鐘」
...あの農場を当時の小作人たちに無償で開放された由である...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...見事父上の過失を償(つぐな)われました」平次は挙げかけた手を膝に置いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...補償の程度も未決定のままにある...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...その安価な代償を払えば...
平林初之輔 「秘密」
...出来るだけの償(つぐな)いをするようにとのお心だと思いますのじゃ...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...農業に対するこの種の影響はいずれも耕作用具または耕作方法の改良によって償われ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その羞かしいものの償(つぐな)いを世の人におくる善良さを持って...
室生犀星 「花桐」
...償われるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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