...僭越(せんえつ)にも日耳曼(ゲルマン)文明が他に卓越しており...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...僭越(せんえつ)な批評家どもの判決文...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...分ろうといたしますのも僭越でございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...身分不相応の奢侈僭上(しゃしせんじょう)に耽(ふけ)ったとか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その僭上(せんじょう)ぶりを苦々しく思いながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町人の奢(おご)り僭上(せんじょう)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...窃(ひそか)に何回猛士とか僭(せん)して喜んでいた迄は罪がないが...
二葉亭四迷 「平凡」
...帝僭号を称える奴の出来たのは...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それでわたしに頼むというのはなんです」「老公に拝謁がねがいたいと存じまして」「あんたが直々にですか」「処士の身でまことに僭越(せんえつ)ですけれども...
山本周五郎 「新潮記」
...『できるからする』という気持がゆるしがたい僭上(せんじょう)だということに気づきました...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「おんなの身でかようなことを申上げるのは僭上(せんじょう)ではございますけれど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「馬鹿(ばか)な亜弗利加(アフリカ)の僭王(せんわう)よ」かう云(い)つて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...今の僭越(せんえつ)な諫言をゆるして下さい...
吉川英治 「三国志」
...近ごろ自ら皇帝と僭称(せんしょう)して...
吉川英治 「三国志」
...その僭越をなじり...
吉川英治 「三国志」
...僭上(せんじょう)な奸賊(かんぞく)の権門に屈して...
吉川英治 「三国志」
...群雄みな覇王(はおう)を僭称す...
吉川英治 「三国志」
...僭上(せんじょう)至極...
吉川英治 「新書太閤記」
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