...盗人(ぬすびと)のわたしには僭上(せんじょう)でしょう...
芥川龍之介 「報恩記」
...これが革命家という名を僭称している百人中九十九人の夢なのだ...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...今日でこそ有閑(ゆうかん)婦人の贅沢はさまで珍しくないようなものの昔は男子でもそうは行かぬ裕福(ゆうふく)な家でも堅儀(かたぎ)な旧家ほど衣食住の奢(おご)りを慎(つつし)み僭上(せんしょう)の誹(そしり)を受けないようにし成り上り者に伍(ご)するのを嫌(きら)った春琴に奢侈(しゃし)を許したのは外(ほか)に楽しみのない不具の身を憐れんだ親の情であったのだが...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...僭越の*テチスの祈成らしめむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...有志家の名を僭する徒輩に比し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...僭越(せんえつ)な批評家どもの判決文...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ヨブを僭越(せんえつ)であるとする...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...また癪(しゃく)にさわるほど僭越(せんえつ)なわけのものですね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...まことに僭越(せんえつ)でございますけれども...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...席末から甚だ僭越と思うけれども...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...更に一層拙悪野卑な散文の横書きを以て詩歌の名を僭しているのです...
与謝野晶子 「教育の民主主義化を要求す」
...天子の宗族などと僭称しておるのみか...
吉川英治 「三国志」
...皇帝の位を僭(せん)していた袁術(えんじゅつ)が...
吉川英治 「三国志」
...僭上(せんじょう)な」「いいや...
吉川英治 「私本太平記」
...そう決意いたしておりますので」「僭越(せんえつ)でおざろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...坂東の将門は、皇位を僭称し、みずから、いる所を、王城に擬(ぎ)し、左右の大臣を任命したり、一夜拵(ごしら)えの文官武官に、勝手な除目を与えて、その勢威は、ほんとうの天子のようだという噂が、都じゅうに拡がった...
吉川英治 「平の将門」
...また要(い)らざる僭上(せんじょう)沙汰と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...下におれのというのは僭越(せんえつ)じゃ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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