...二百年たって人に拾われるか! これも一つの僥倖です...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...小さい銀行員の僥倖(ぎょうこう)も非常である...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...この卑近な幸福を自覚する僥倖(ぎょうこう)を持たないに相違ない...
寺田寅彦 「鑢屑」
...自分で万一を僥倖しないで...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...『苟も其れ一時の幸を僥し...
中島徳藏 「巽軒先生喜壽の祝辭」
...僥倖(げうかう)にも卵膜(らんまく)を膨脹(ばうちやう)させた液體(みづ)が自分(じぶん)から逃(に)げ去(さ)る途(みち)を求(もと)めて其(そ)の包圍(はうゐ)を破(やぶ)つた...
長塚節 「土」
...「全く僥倖でありまして」などといって謙遜して見せる礼儀はあまり流行らないように思われる...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...殆(ほと)んど奇蹟(きせき)の如(ごと)き僥倖(ぎょうこう)とのみ自覚し出す事さえある...
夏目漱石 「それから」
...これまた偶然の僥倖(ぎょうこう)なりといわざるをえず...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...最初は家宰の阿賀妻が万一の僥倖(ぎょうこう)を願う気持になっていた...
本庄陸男 「石狩川」
...毎日暖い敷石の上で僥倖の餌を争つてゐる鳩とは違ふと思つた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...かれは大地に弓なりに仆れています――言うまでもなく日本左衛門に袖をくぐられた当身(あてみ)! あばらを折られていなければ僥倖(ぎょうこう)なのです...
吉川英治 「江戸三国志」
...せめてもの僥倖(ぎょうこう)であった...
吉川英治 「剣難女難」
...僥倖(ぎょうこう)なことには...
吉川英治 「剣難女難」
...この僥倖(ぎょうこう)もすこしあと味がわるかった...
吉川英治 「私本太平記」
...車が小型で僥倖(ぎょうこう)だった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...それはかえって僥倖(ぎょうこう)でもあった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...僥倖(ぎょうこう)をさがしていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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