例文・使い方一覧でみる「僣」の意味


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...殊更(ことさら)に勉(つと)めて他人(たにん)を教化(けうくわ)せんとするが如きは是(これ)を為す者の越(せんえつ)を示(しめ)し...   殊更に勉めて他人を教化せんとするが如きは是を為す者の僣越を示しの読み方
内村鑑三 「問答二三」

...はなはだ越のようですが...   はなはだ僣越のようですがの読み方
大鹿卓 「渡良瀬川」

...私ははなはだ越ながら自家の製品を日本一というモットーを掲げているが...   私ははなはだ僣越ながら自家の製品を日本一というモットーを掲げているがの読み方
相馬愛蔵 「私の小売商道」

...これほど無意味な越な無知な言葉はあるまいと私は思ふ...   これほど無意味な僣越な無知な言葉はあるまいと私は思ふの読み方
田山録弥 「現代と旋廻軸」

...そしてただ一般的に私は言つておかう、神の存在を駁撃するために無神論者たちによつて通例持ち出される一切は、つねに、人間的な情念が間違つて神に屬せしめられることに、或ひは越にも、神の爲し得ることまた爲すべきことを決定しまた理解することまでを我々が欲求し得るほど多くの力と智慧とが我々の精神に屬せしめられることに、懸つてをり、かくて實に、我々がただ、我々の精神は有限で、神はしかし理解を超え無限であると考へねばならぬことを忘れない限り、かの論駁は我々に何等の困難も示さないであらう、と...   そしてただ一般的に私は言つておかう、神の存在を駁撃するために無神論者たちによつて通例持ち出される一切は、つねに、人間的な情念が間違つて神に屬せしめられることに、或ひは僣越にも、神の爲し得ることまた爲すべきことを決定しまた理解することまでを我々が欲求し得るほど多くの力と智慧とが我々の精神に屬せしめられることに、懸つてをり、かくて實に、我々がただ、我々の精神は有限で、神はしかし理解を超え無限であると考へねばならぬことを忘れない限り、かの論駁は我々に何等の困難も示さないであらう、との読み方
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」

...また越にも私が何人かに困難と思われるであろう一切のことがらを予見し得ると私は確信しないのであるからして...   また僣越にも私が何人かに困難と思われるであろう一切のことがらを予見し得ると私は確信しないのであるからしての読み方
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」

...或いは十全なる推論と十全な媒介とをすることが出来るかも知れない...   或いは十全なる推論と十全な媒介とを僣することが出来るかも知れないの読み方
戸坂潤 「現代唯物論講話」

...それ以上は越だ...   それ以上は僣越だの読み方
長塚節 「教師」

...ディオニュシウスは卑賤から身を起し、下層階級者に支持されて強力な軍隊を組織し、ギリシア人をシチリア(シケリア)から駆逐して、自ら主となり、シラクーザ(シュラクサイ)を中心として大いに武威を振るい、王としては猜疑心が強く、無理な政治はしたけれども、一面に於いては文化の保護者であり、彼自身相当にすぐれた詩才の所有者で、悲劇作者でもあった...   ディオニュシウスは卑賤から身を起し、下層階級者に支持されて強力な軍隊を組織し、ギリシア人をシチリアから駆逐して、自ら僣主となり、シラクーザを中心として大いに武威を振るい、王としては猜疑心が強く、無理な政治はしたけれども、一面に於いては文化の保護者であり、彼自身相当にすぐれた詩才の所有者で、悲劇作者でもあったの読み方
野上豊一郎 「エトナ」

...町人の贅澤と上(せんじやう)が...   町人の贅澤と僣上がの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...取(せんしゆ)してはならないのです...   僣取してはならないのですの読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...自分は何も知らない癖して僕たちみたいな悧巧(りかう)な者に物を教へようとするのは越だつて彼奴(あいつ)に云つてきかせたつけ...   自分は何も知らない癖して僕たちみたいな悧巧な者に物を教へようとするのは僣越だつて彼奴に云つてきかせたつけの読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...これを大発見と誇唱してもなんの越にもなりはしない...   これを大発見と誇唱してもなんの僣越にもなりはしないの読み方
牧野富太郎 「植物一日一題」

...カンナガラの大道を体得し得たりと称しようとするものではありません...   カンナガラの大道を体得し得たりと僣称しようとするものではありませんの読み方
三好十郎 「猿の図」

...聖教量を上なりといふ逍遙子が...   聖教量を僣上なりといふ逍遙子がの読み方
森鴎外 「柵草紙の山房論文」

...「称を咎めるより...   「僣称を咎めるよりの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...此の微笑の中で讀んだところで越でもなからう」...   此の微笑の中で讀んだところで僣越でもなからう」の読み方
吉江喬松 「山岳美觀」

...思うに彼において越であるとは考えられないであろう...   思うに彼において僣越であるとは考えられないであろうの読み方
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」

「僣」の読みかた

「僣」の書き方・書き順

いろんなフォントで「僣」

「僣」の英語の意味


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