例文・使い方一覧でみる「僣」の意味


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...しかし他を云々するのは越(せんえつ)である...   しかし他を云々するのは僣越であるの読み方
芥川龍之介 「侏儒の言葉」

...几董輩(きとうはい)の丈艸(ぢやうさう)を嗤(わら)つてゐるのは越(せんゑつ)も亦(また)甚しいと思ふ...   几董輩の丈艸を嗤つてゐるのは僣越も亦甚しいと思ふの読み方
芥川龍之介 「澄江堂雑記」

...これは人間生来の欠点を忘れた上(せんじょう)の沙汰と言わねばならぬ...   これは人間生来の欠点を忘れた僣上の沙汰と言わねばならぬの読み方
丘浅次郎 「理想的団体生活」

...これほど無意味な越な無知な言葉はあるまいと私は思ふ...   これほど無意味な僣越な無知な言葉はあるまいと私は思ふの読み方
田山録弥 「現代と旋廻軸」

...そしてただ一般的に私は言つておかう、神の存在を駁撃するために無神論者たちによつて通例持ち出される一切は、つねに、人間的な情念が間違つて神に屬せしめられることに、或ひは越にも、神の爲し得ることまた爲すべきことを決定しまた理解することまでを我々が欲求し得るほど多くの力と智慧とが我々の精神に屬せしめられることに、懸つてをり、かくて實に、我々がただ、我々の精神は有限で、神はしかし理解を超え無限であると考へねばならぬことを忘れない限り、かの論駁は我々に何等の困難も示さないであらう、と...   そしてただ一般的に私は言つておかう、神の存在を駁撃するために無神論者たちによつて通例持ち出される一切は、つねに、人間的な情念が間違つて神に屬せしめられることに、或ひは僣越にも、神の爲し得ることまた爲すべきことを決定しまた理解することまでを我々が欲求し得るほど多くの力と智慧とが我々の精神に屬せしめられることに、懸つてをり、かくて實に、我々がただ、我々の精神は有限で、神はしかし理解を超え無限であると考へねばならぬことを忘れない限り、かの論駁は我々に何等の困難も示さないであらう、との読み方
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」

...また越にも私が何人かに困難と思はれるであらう一切のことがらを豫見し得ると私は確信しないのであるからして...   また僣越にも私が何人かに困難と思はれるであらう一切のことがらを豫見し得ると私は確信しないのであるからしての読み方
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」

...自分のような門外漢がこの講座のこの特殊項目に筆を染めるという越(せんえつ)をあえてするに至った因縁について一言しておきたいと思う...   自分のような門外漢がこの講座のこの特殊項目に筆を染めるという僣越をあえてするに至った因縁について一言しておきたいと思うの読み方
寺田寅彦 「映画芸術」

...これについてははなはだ越(せんえつ)ながらこの際一般工学者の謙虚な反省を促したいと思う次第である...   これについてははなはだ僣越ながらこの際一般工学者の謙虚な反省を促したいと思う次第であるの読み方
寺田寅彦 「天災と国防」

...われわれ一同なんて越なことはよしてもらおう』だが...   われわれ一同なんて僣越なことはよしてもらおう』だがの読み方
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」

...それ以上は越だ...   それ以上は僣越だの読み方
長塚節 「教師」

...町人の贅澤と上(せんじやう)が...   町人の贅澤と僣上がの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...茶樹の花序自分で大発見などとほざくのは、世間さまを憚らず、分際を弁えぬ大たわけ、越至極、沙汰の限りだと叱られるのは必定であるが、今心臓強くこれをがなるのは、そこに「事実」という犯し難い真理があるからである...   茶樹の花序自分で大発見などとほざくのは、世間さまを憚らず、分際を弁えぬ大たわけ、僣越至極、沙汰の限りだと叱られるのは必定であるが、今心臓強くこれをがなるのは、そこに「事実」という犯し難い真理があるからであるの読み方
牧野富太郎 「植物一日一題」

...芸術の事に専念するために味わなければならぬ少しばかりの不自由を苦難などと言うのは越の限りであろう...   芸術の事に専念するために味わなければならぬ少しばかりの不自由を苦難などと言うのは僣越の限りであろうの読み方
三好十郎 「俳優への手紙」

...聖教量を上なりといふ逍遙子が...   聖教量を僣上なりといふ逍遙子がの読み方
森鴎外 「柵草紙の山房論文」

...上意を称(せんしょう)してこんな事が起こるのは尋常ではない...   上意を僣称してこんな事が起こるのは尋常ではないの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...かれらは「上意討である」と云ったそうでこれは明らかに称であるが...   かれらは「上意討である」と云ったそうでこれは明らかに僣称であるがの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...「称を咎めるより...   「僣称を咎めるよりの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...あの上(せんじょう)な忠義ぶった面の皮を...   あの僣上な忠義ぶった面の皮をの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

「僣」の読みかた

「僣」の書き方・書き順

いろんなフォントで「僣」

「僣」の英語の意味


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