...頭を働かす仕事には門外漢な連中には...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...八方に耳と目を働かす画を描くには...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...もっといい智慧を働かすがいい」褒(ほ)められたと思った醤は...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...これを働かすだけの国力――財力――のないことは...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...そしてそういうことにまでも観察力判断力を働かすのでなければ効能は少ない...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...それのみを働かすと云うつもりではありません...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...そこでこのうちで知を働かす人は...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...最後に意を働かす人は...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...またある人は比較的情を働かす意識の連続をもって生活の内容としたいと云う理想からとうとう文士とか...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...人間的な感情とか思慮とかを働かすべく私はあまりに疲れきつてゐた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...人間が畜(か)った物ゆえ力の強い間馬を働かすが正当だが...
南方熊楠 「十二支考」
...その内部では働かすものと働かされるもの...
宮本百合子 「幸福の建設」
...二つの体を一つの意志で働かすように二人は背後(うしろ)から目ざす男に飛び着いて...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...ストア学者たちがさまざまの快楽と共に精神を働かすことから生ずる快楽までも禁じ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...直観を働かす機縁さえ来るならば...
柳宗悦 「民藝四十年」
...悪いたくらみを働かすほどの誘惑もなく...
柳田国男 「海上の道」
...社会に活(い)かして働かすべく……...
夢野久作 「木魂」
...彼はその太陽の光りの中で何か身體を働かす仕事をしたかつた...
横光利一 「悲しみの代價」
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