...若い内から僂麻質(リョウマチス)があったそうで...
泉鏡花 「婦系図」
...彼等は身を僂(ちぢ)めて後脚(あとあし)で地上に強く弾みを掛け...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...諸戸屋敷の傴僂さんが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...しかも背中が瘤の様にもり上った傴僂の老人であることが分った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...傴僂さんの遣り方を見るに見兼ねて暇(いとま)を取るまで...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...……」傴僂のアリョーシカが...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...佝僂(せむし)で病身でいじけていたが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この小さな佝僂(せむし)が燕(つばめ)のような声をもってるのに気づいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...未来の社会にはもう佝僂(せむし)なんかはいねえよ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は人がよく後指(うしろゆび)さして厭(いや)がる醜い傴僂や疥癬掻(ひつッかき)や...
永井荷風 「夏の町」
...勿論(もちろん)畢(しまひ)には配偶(はいぐう)の缺(か)けたものまで僂指(るし)された...
長塚節 「土」
...だから僕はテーブルの向うでいつも縮こまつて箸を動かしてゐる傴僂男を見ると...
原民喜 「火の子供」
...案内を引受けた例の佝僂だった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...兄の僂麻質斯(リューマチス)も全快には及ばないけれども別段に危険な病症でもない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...傴僂(せむし)の隠亡(おんぼう)が居る...
夢野久作 「書けない探偵小説」
...川村傴僂(せむし)書記の逃亡以来...
夢野久作 「少女地獄」
...」銭石山の傴僂の背中が...
横光利一 「上海」
...傴僂の鼻が並んだ琥珀(こはく)や漢玉(かんぎょく)の隙間で...
横光利一 「上海」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??