...二人とも醜い傴僂の片輪者で...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...傴僂の両親の外に...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...久しぶりで傴僂の丈五郎が醜い姿を現わした...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...傴僂の影が一つ大きく動いたかと見ると...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...これが母に輪をかけた傴僂の醜い子だったので...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...見る見るうちに傴僂(せむし)のやうに折れ曲つて...
薄田泣菫 「春の賦」
...いても起(た)ってもいられない位……僂麻質斯(リューマチス)とか...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...傴僂(せむし)のように体を屈めてむやみにお辞儀をする者が家の中に一ぱいになった...
田中貢太郎 「続黄梁」
...恐ろしい佝僂(せむし)で...
中島敦 「悟浄出世」
...恁(か)うして凝然(ぢつ)として居(ゐ)ることをも勘次(かんじ)は僂麻質斯(レウマチス)が惱(なや)まして居(ゐ)るのだとは知(し)らないで...
長塚節 「土」
...輕業師の菊太夫といふ佝僂男(せむしをとこ)が人を害めて三年前から行方知れずになつた――と言ふことが解りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しみつ垂れの傴僂(せむし)が――」「フーム」錢形平次もこれには唸らされました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...左肩下りの醜怪な佝僂(せむし)の恰好になつて了つたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わたしはその子が白癬頭(しらくもあたま)であるとか佝僂病(くるびょう)であるとかのために彼をあまり愛しない親たちを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...傴僂の男と顔を合せて笑っていた...
横光利一 「上海」
...」銭石山の傴僂の背中が...
横光利一 「上海」
...傴僂(せむし)のような背中を見せて...
吉川英治 「魚紋」
...傴僂(せむし)のように尖った老僧の背(せな)は後ろを向けたままで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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