...佝僂(せむし)で跛足(ちんば)だつたさうだ...
石川啄木 「鳥影」
...若い内から僂麻質(リョウマチス)があったそうで...
泉鏡花 「婦系図」
...醜い傴僂娘を探し出して結婚した...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...因果とその子も傴僂であった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...もう一人は足痿えの佝僂(せむし)...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それからまた佝僂(せむし)の背中をかがめながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...佝僂(せむし)の少年は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「殺されたのは大佝僂(おほせむし)の男で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...背中へ脊負(しよ)つたんだよ」「えツ」「飛んだ傴僂(せむし)さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...佝僂の少女はよろこんで手をたたき...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ただ佝僂の子だけが画家の伸ばした腕の下をくぐり抜けることに成功したが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...私は傴僂の格構で...
牧野信一 「剥製」
...わたしはその子が白癬頭(しらくもあたま)であるとか佝僂病(くるびょう)であるとかのために彼をあまり愛しない親たちを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...傴僂(せむし)の老人の川村書記さんとは...
夢野久作 「少女地獄」
...我家は佝僂病者(くるびやうしや)なり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...傴僂(せむし)のように尖った老僧の背(せな)は後ろを向けたままで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...佝僂(せむし)かしらと思うくらいだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...彼女は、佝僂のように、埃(ほこり)のなかを転げ回っている...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
便利!手書き漢字入力検索