...佝僂(せむし)で跛足(びつこ)だつたさうだ...
石川啄木 「鳥影」
...なる程傴僂だったのか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...背が低い上に、肉が垂れ下る程もデブデブ肥(こ)え太っていて、その上傴僂で、背中に小山の様な瘤(こぶ)があるのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...これが母に輪をかけた傴僂の醜い子だったので...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...因果とその子も傴僂であった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...……」傴僂のアリョーシカが...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...佝僂(せむし)のカラタール氏と巨人のような従者とを載せ...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...エマニュエルが佝僂(せむし)なことを気に止めようともしなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...佝僂(せむし)の少年は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...左肩下りの醜怪な佝僂(せむし)の恰好になつて了つたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小柄な傴僂男が御して行ったのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...四天王の一人者勒瑪(ジェルメ)主馬頭(しゅめのかみ)巴剌帖木(パラテム)成吉思汗(ジンギスカン)の小姓 十四歳汪克児(オングル)傴僂(せむし)の道化役...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...私は傴僂の格構で...
牧野信一 「剥製」
...陰部の刺衝と老人の僂麻質斯(れうまちす)性睾丸炎の夢は猥褻にして洩精す...
森鴎外 「夢」
...先生が遠縁の佝僂女を引き取ったということについて...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...同校の名物となりおりし傴僂(せむし)男...
夢野久作 「少女地獄」
...傴僂(せむし)のような背中を見せて...
吉川英治 「魚紋」
...傴僂(せむし)の料理女が鱶(ふか)の臭をさして食卓の用意が整ったことを知らせた...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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