...しかも背中が瘤の様にもり上った傴僂の老人であることが分った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...その傴僂男は、鶴嘴(つるはし)様のものを手にして、うつむいて、熱心に何事かやっている...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...傴僂さんの遣り方を見るに見兼ねて暇(いとま)を取るまで...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そして年か衰弱のせいのように傴僂(せむし)になっていて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...そうしてそれが遂に僂麻質斯(りうまちす)でなくて結核性の脊髄炎であると判ったのは三月の中旬の事であった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...大声に哀れみを乞う傴僂の乞食...
谷譲次 「踊る地平線」
...カスガールの小さな佝僂(せむし)などを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...佝僂(せむし)で病身でいじけていたが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...エマニュエルが佝僂(せむし)なことを気に止めようともしなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...佝僂が生まれりゃすぐに水に放り込んじまうんだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...晩には佝僂(せむし)の少年がやって来た...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...佝僂(せむし)の少年は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...闇の中から傴僂(せむし)の乞食が出て来て...
豊島与志雄 「反抗」
...恐ろしい佝僂(せむし)の老人だと書かれている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...左肩下りの醜怪な佝僂(せむし)の恰好になつて了つたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...傴僂(せむし)の隠亡(おんぼう)が居る...
夢野久作 「書けない探偵小説」
...それは傴僂(せむし)のマンドリン...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...彼女は、佝僂のように、埃(ほこり)のなかを転げ回っている...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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