...これらの人の言の全部が必ずしも肯綮に当るとはいわないがある程度までは必ず傾聴すべき滋味がある...
伊丹万作 「「ファン」について」
...殊に北京から帰朝した後の説には鑿々(さくさく)傾聴すべき深い根柢があった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...なにか指摘してある科学的ヒントにおいては傾聴すべきものが多々あったのである...
海野十三 「軍用鮫」
...それらの考察には傾聴すべきものが少なくない...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...ただ傾聴すべき唯一の点は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...傾聴すべき道徳家ではあるかもしれないが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なかなか傾聴すべき議論がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...次のような傾聴すべきことを言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...傾聴すべき意見が多いように思われる...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...傾聴すべき意見と思われるが...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...はなはだ傾聴すべきものがあった...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...傾聴すべき論文であつた...
柳宗悦 「和紙十年」
...自分の妻に関する事を他人から話出されたら一応は頭を下げて傾聴すべきものだ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...傾聴すべき容子(ようす)をみせた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これらは皆傾聴すべき説であって...
和辻哲郎 「孔子」
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