...夫人は我が声に我と我が耳を傾ける...
泉鏡花 「悪獣篇」
...それに耳を傾けると...
岩野泡鳴 「耽溺」
...往々俗謡に傾ける当代伝奇の宮殿を摧(くだ)かむとすなり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...正造はつねに心からの謙虚さで他の言説に耳を傾ける気持でいたから...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...別な調べに耳を傾けることを勧めたい...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あたかも阿片中毒の患者が阿片なりモルヒネなりの入手に財力を傾けるのと...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...仕方がないから運転手君と三人でレモナアドの大杯を傾ける...
谷譲次 「踊る地平線」
...書(ほん)を見ながら時々書院のさゞめきに耳傾ける...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼は階段を降りてゆく足音に耳を傾ける...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一合位は傾けることになった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...彼らの諂諛(てんゆ)を見破るほどに聡明(そうめい)ではありながらなお真実に耳を傾けることを嫌(きら)う君主が...
中島敦 「李陵」
...ウンチクを傾ける...
野村胡堂 「胡堂百話」
...道学者などの言うことなどに耳を傾けるものでない...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...石の落ちて行く感度に耳を傾ける芝居の丸橋忠弥見たいに首を傾げて...
牧野信一 「日本橋」
...もう今日では耳を傾ける者はあるまい...
柳田国男 「山の人生」
...先ず劈頭(へきとう)のヒットを祝するつもりで一杯傾けるかナ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...耳を傾けるような...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...うす紅(べに)に葉はいちはやく萌え出でて咲かむとすなり山ざくら花花も葉も光りしめらひわれのうへに笑み傾ける山ざくら花かき坐る道ばたの芝は枯れたれやすわりてあふぐ山ざくら花うらうらと照れるひかりにけぶりあひて咲きしづもれる山ざくら花刈りならす枯萱山の山はらに咲きかがよへる山ざくら花...
若山牧水 「樹木とその葉」
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