...善く成熟したものは幾ら食つても腹を傷める様なことは無い...
石川三四郎 「百姓日記」
...傷めるどころか、胃も腸も善くなる...
石川三四郎 「百姓日記」
...あるいは本店を傷める結果となって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...傷める小川さんを見た...
高野六郎 「小島の春」
...何故(なぜ)神様はぼくの指を傷める様になされたの?」暫(しばら)く母様は黙っておいでだった...
竹久夢二 「少年・春」
...茶の木と梅の木樹ぶり枝ぶり(日本的)花と葉実(実用的価値)(活花として)・鱧の膽(老祖母追憶)「鱧の皮」自己と他己自己を害ふだけでなく他己をも傷めることは苦しい...
種田山頭火 「其中日記」
...またある時は心傷める小娘のようにも聞こえる...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...兄の三郎の心を傷めるものばかりです...
野村胡堂 「九つの鍵」
...自ら「傷める芽」と言つて居た...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...思ふに恭吉氏の芸術は「傷める生命(いのち)」そのもののやるせない絶叫であつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...その上には目を傷めるような強い色の糸で十文字が縫ってある...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...作者が常にはかながる「時代の推移」の怖ろしさに心を傷めると同時に...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...雪に眼を傷めることを防ぐと書いてある...
柳田国男 「雪国の春」
...秘事のためにお心を傷めることのないようにと繰り返しきびしく申しつかりました...
山本周五郎 「菊千代抄」
...馬のひづめを傷める惧(おそ)れがないということも考え合わせられる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...肩や脚そのほかを傷めるだけですんだのだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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