...(第一線決戦主義)2 最初は先ず敵を傷める事に努力し機を見て決戦を行なう...
石原莞爾 「戦争史大観」
...あるいは本店を傷める結果となって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...傷める小川さんを見た...
高野六郎 「小島の春」
...茶の木と梅の木樹ぶり枝ぶり(日本的)花と葉実(実用的価値)(活花として)・鱧の膽(老祖母追憶)「鱧の皮」自己と他己自己を害ふだけでなく他己をも傷めることは苦しい...
種田山頭火 「其中日記」
...またある時は心傷める小娘のようにも聞こえる...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...今のいずれの思想がその傷めるものを嗣がないといえよう...
中井正一 「リズムの構造」
...此の熱帯の気候の「温帯人を傷める」性質に就いての説明を聞かされる...
中島敦 「光と風と夢」
......
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...自ら「傷める芽」と言つて居た...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...思ふに恭吉氏の芸術は「傷める生命(いのち)」そのもののやるせない絶叫であつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...その上には目を傷めるような強い色の糸で十文字が縫ってある...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...その上いつの間に娘がこうまで執念深く自分の心を傷めるようになっただろうかと思った...
室生犀星 「みずうみ」
...雪に眼を傷めることを防ぐと書いてある...
柳田国男 「雪国の春」
...秘事のためにお心を傷めることのないようにと繰り返しきびしく申しつかりました...
山本周五郎 「菊千代抄」
...馬のひづめを傷める惧(おそ)れがないということも考え合わせられる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...肩や脚そのほかを傷めるだけですんだのだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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