...あんなに傷つけるのですねえ! 僕の手は丁度火であぶつたやうになりましたよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そしてこの運動は他のところに存在する他の原因によってよりも足を傷つける原因によって遥かにしばしば惹き起されるのをつねとするゆえに...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...自己の虚栄心を満足するために相手の虚栄心を傷つけるという事になる...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...悪くすると小枝を折り若芽を傷つけるばかりである...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...誰があの可愛いエルシーなどを傷つけるものか! 私は彼の女を威かしはしたかもしれないが...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...わたしは自分で自分の信用を傷つけるのもかまわず...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...たとい表面だけを少し傷つけるものであっても...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼らの権威を傷つけるという...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...おそらくまだ残っている甥のいろいろな感情を傷つけるようなことをやりたくもありません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...そうした畏敬は対象の品位を傷つけるものですね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...本来の謙虚を傷つけることではなかったろう...
宮本百合子 「寒の梅」
...相手の男を傷つける事がこれよりもすくないであろうと思われる...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それはかえってその人を妨げ傷つける...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それ以上に自分を傷つけるようなものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その恩人に仕え・これを愛し・これを守って・これを脅やかす外敵を追い傷つける・動物は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしはあまりに尊敬が過ぎるとかえって王侯を侮蔑し傷つける結果になると思ったことが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...紳士の徳を傷つける言葉があろうとは思われない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...傷つけるな」捻(ね)じ伏(ふ)せた一人の上に折り重なって...
吉川英治 「新書太閤記」
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