...他人を傷つける爲に惡とされる「惡」が多い...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...この病める身と傷つける心を...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...むしろ傷つける場合が多い...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...たとい表面だけを少し傷つけるものであっても...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...相手を傷つけることでもいわないではいられない久能がそのときいった言葉は...
豊田三郎 「リラの手紙」
...まさに傷つける闘牛か...
永井隆 「長崎の鐘」
...自分を傷つけるんだ」小さな伝馬は...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...彼女の良さを少しも傷つけるものではなかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...なぜか人のきもちを傷つけるような驚きと疑いの表情をうかべて...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...あなたを傷つける者がそう考えるだけで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だがそれは自らを傷つける道ではない...
柳宗悦 「工藝の道」
...直接相手を傷つける笑いでなかったことは明らかである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それはたいへん彼のプライドを傷つけることだったが...
山川方夫 「予感」
...しぜん自分でも手を傷つけることが多く...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「おや! お前は口がきけそうだね!」バックの愛の表現法は相手を傷つけることに近いものであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...彼女のプライドを傷つける以上に深い打撃を与えたであろう事が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...潰れてゐなければ顔を無理に傷つけることが彼には恐くなつた...
横光利一 「悲しめる顔」
...我は爾を傷つける何者をも撃つであろう...
横光利一 「日輪」
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