...餘りに重大な點に於いて俺を傷つけるやうな批評は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...彼の名聲を傷つける者も...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...仕事の邪魔をした者に復讐的に顔面を傷つけるという話は聴いている...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...しかし彼の直観の能力に富んでいたという事は少しも彼の科学者としての面目を傷つけるものではなかった...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...木を割れば指を傷つける...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...たとい表面だけを少し傷つけるものであっても...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...相手を傷つけることでもいわないではいられない久能がそのときいった言葉は...
豊田三郎 「リラの手紙」
...また己(おの)れをも傷つける危険がはなはだ多い...
新渡戸稲造 「自警録」
...それらもイエニーの明るく暖い心持を傷つけることは出来なかった...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...傷つけるような話を自身の母がして煩悶(はんもん)をしているのではないか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かえって名誉を傷つけるものとして避けたものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただ子供たちを傷つけるばかりである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...君の足を傷つける...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々の率直・我々の高潔な心・を傷つけるばかりである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これは市の体面を傷つけるし...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...上品さを傷つけるのです...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「私のようなもののためにあなたのような貴いお美しい方の生涯を傷つけるという事はあまりに残酷だと思うと...
夢野久作 「鼻の表現」
...せっかくの酒興を傷つける...
吉川英治 「三国志」
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