「債鬼」の意味
借金の返済を厳しく迫る人
小説での「債鬼」の使い方
...「鬼共」は債鬼のこと...
伊庭心猿 「緑雨と一葉」
...とうとう債鬼に責め立てられて店を離さねばならなかった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...極めて小心冷酷の債鬼であつたならば...
高田保 「貸家を探す話」
...泥酔(でいすい)の夢にも債鬼に苦しめられ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...さもないと債鬼どもが喚き出すからな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...突然破産し・次いで妻を失い・絶えず債鬼に責められて機械的に駄作を書き飛ばさねばならなかった・晩年のスコットを...
中島敦 「光と風と夢」
...仇敵に非ず債鬼に非ず「見よ! われは汝の妻死ぬるとも尚離れざるべし...
萩原朔太郎 「氷島」
...月給日だといふんで債鬼が文ビルをとりまいてゐる有様一寸スゴい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「裸の町」についていえば夫の留守債鬼に囲まれながら孤城のような店に立てこもっている妻の顔つきは全く内部の感情と結びついたものであって...
宮本百合子 「映画の恋愛」
...」蘭軒は此日債鬼に肉薄せられたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「去歳漫蒙債鬼窘...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...父にとっての債鬼なのである...
山之口貘 「野宿」
...父の債鬼でないものはなかったし...
山之口貘 「野宿」
...債鬼の周章(あわ)てた顔がちらついた...
横光利一 「上海」
...その水野君も債鬼の恐れを感じると...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...それでなくてどうして毎日々々のあの債鬼に耐へられるもんか...
若山牧水 「一家」
...家計の不如意で債鬼門に群るをさへ別に氣にかけぬのは前にも言つた...
若山牧水 「一家」
...隊員中パナマに債鬼を控えていないものは一人もなかろう...
和辻哲郎 「鎖国」
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