例文・使い方一覧でみる「傳」の意味

...平氣で手傳つて二の腕まで血だらけにして居る輩（やから）であるから... 平氣で手傳つて二の腕まで血だらけにして居る輩であるからの読み方
石川啄木「病院の窓」

...傳ふる所に據れば... 傳ふる所に據ればの読み方
大町桂月「鹽原新七不思議」

...平野富二詳傳」の再版原稿が... 平野富二詳傳」の再版原稿がの読み方
徳永直「光をかかぐる人々」

...「印刷文明史」が傳へるところでは... 「印刷文明史」が傳へるところではの読み方
徳永直「光をかかぐる人々」

...傳ふる所に依れば... 傳ふる所に依ればの読み方
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...紀傳體の歴史でも... 紀傳體の歴史でもの読み方
内藤湖南「支那史學史概要」

...煙（けぶり）は口（くち）から少（すこ）しづゝ漏（も）れて鼻（はな）を傳（つた）ひて騰（あが）る... 煙は口から少しづゝ漏れて鼻を傳ひて騰るの読み方
長塚節「土」

...鈴木三重吉へ　僕の家主東京轉任で僕は追ひ出されるにつきよき家あれば見當り次第教へて下され白楊先生の批評を見たりや九日四八六明治三十九年十二月二十四日　午後三時―四時　本郷區駒込千駄木町五十七番地より本郷區臺町福榮館鈴木三重吉へ　天氣ならば二十七日轉宅の筈どうか手傳に來てくれ玉へ... 鈴木三重吉へ　僕の家主東京轉任で僕は追ひ出されるにつきよき家あれば見當り次第教へて下され白楊先生の批評を見たりや九日四八六明治三十九年十二月二十四日　午後三時―四時　本郷區駒込千駄木町五十七番地より本郷區臺町福榮館鈴木三重吉へ　天氣ならば二十七日轉宅の筈どうか手傳に來てくれ玉への読み方
夏目漱石「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」

...四日後に傳助が盜んだから」「どこへ行つたでせう... 四日後に傳助が盜んだから」「どこへ行つたでせうの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...「昨夜又吉はその家搜しを手傳つたことだらうな」「いえ... 「昨夜又吉はその家搜しを手傳つたことだらうな」「いえの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...下から梯子をかけて庄吉と私とお六が手傳つて引おろしたよ――いやその重かつたといふことは」尾崎友次郎は酢つぱい顏をするのです...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...兵書の講義や軍學の傳授（でんじゆ）なんてものは... 兵書の講義や軍學の傳授なんてものはの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...卜傳流の極意をお讓り頂いて戻つたよ」さう言ふ浪之進は... 卜傳流の極意をお讓り頂いて戻つたよ」さう言ふ浪之進はの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...天竺（てんぢく）傳來の大した御本尊ですぜ」「――」「像は子供ほどの大きさで... 天竺傳來の大した御本尊ですぜ」「――」「像は子供ほどの大きさでの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...されば世俗傳ふる所の詩も亦未だ必ずしも眞ならざるに似たりとの意を含む...
箭内亙訳註「國譯史記列傳」

...家はそれ／″＼の口傳があつて... 家はそれ／″＼の口傳があつての読み方
柳田國男「食料名彙」

...溪の上を傳はつて... 溪の上を傳はつての読み方
吉江喬松「山岳美觀」

...その森は父より三代目以前の人とかゞ植ゑ始めたものだと傳へられてゐた...
若山牧水「古い村」

「傳」の読みかた

「傳」の書き方・書き順