例文・使い方一覧でみる「傳」の意味
スポンサーリンク...茄子（なすび）のトントンを密造（みつざう）する時（とき）のやうに祕傳（ひでん）がるには及（およ）ばない... 
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...日本國どうなるとても佐渡が島おけさをどりて文三を待て日本國どうなるとても文三はおけさをどりてまた歸り來むおけさと言ふ民謠はもともと新潟縣の出雲崎邊から佐渡に傳つたものらしいのですが...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...昔から傳つてゐる調度は無論だが...
竹久夢二 「砂がき」
...彼に關して奇異の傳説あり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...わが城にのがれ敗報傳ふべき一人もなきをわれ恐る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その意義の重大さはそれを傳授したアメリカ人ガムプルには恐らく想像し得ぬ程のものであらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...かういふ風に始めて何々するといふことは澤山左傳に出て居るが...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...この歌道の傳授は應仁、文明の戰亂によつて、殆ど絶えんとしましたが、後土御門天皇はその祕説を傳へて居つた關東の武士、東常縁を京都に召されて、歌道を再興せしめられました、又書道の傳授、音樂の傳授などは皆帝室が基であります證據は、御文庫の中に澤山に殘つて居るのであります...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...東照公樣御封の遠州流奧傳の秘書と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唯傳七郎の事を訊いた時だけは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...榎の長者に傳はる巨萬の富が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...廊下傳ひに來るには...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...チヨッキを着る手傳（てつだひ）をしてやつてくれ給へ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...手もとにある鴎外の「ギヨオテ傳」をみると...
堀辰雄 「ゲエテの「冬のハルツに旅す」」
...傳染するものではありません...
三島霜川 「昔の女」
...殘らず宿の者に傳へられ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...それは傳便とは違ふ...
森林太郎 「翻譯に就いて」
...間もなく客死の報が傳はつた...
横瀬夜雨 「女子文壇の人々」
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