例文・使い方一覧でみる「傳」の意味
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阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...左の眉の上に生々しい痍（きず）があつて一筋の血が頬から耳の下に傳つて...
石川啄木 「二筋の血」
...チパンゴに在りと傳ふる鑛山（かなやま）の紫摩黄金（しまわうごん）やわが物と遠く求むる船の帆も撓（し）わりにけりな...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...古語を語り傳えたもの...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...大和の國を空中から見たことからはじまるとする傳えがある...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...391Es wird berichtet, dadieser Mrtyrer den wilden Tieren vorgeworfen worden sei. 傳へられるところによると...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...惠果は支那人にして關内道慶長郡昌應縣の人と傳へらる如何にや...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...三谷氏の「詳傳」家系圖によれば...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...あいつらが鳴物入りで何ごとを宣傳してろうと』と...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...其他世間の傳承や慣習に基いて居る一切の學理上及實踐上の定説も...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...南宋時代に通史を紀傳體で書いたものが出來た...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...周末の諸子は皆各其道術を以て後世に傳ふることを主とするものであつて...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...豪信の系圖として傳はる所との間には...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...自分は幼い子供の時分から何時とはなく維新の元老の社會的地位名聲と日々（にち／＼）の新聞紙が傳へる其の私行上の相違から...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...眞物の傳次はヌクヌクと江戸に居殘り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「すると木枯の傳次は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五「それから、臺町の由松親分は、裏の小林樣の浪宅を見張つてゐるから、お前も手傳つて、この匕首の鞘を搜してくれ、打ち割つて土竈（へつゝひ）の中に押し込んであるのかも知れない」「おつと、合點」八五郎はスツ飛んで行つてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宿のものの驚（おどろき）を傳へるのであつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
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