...傲然と我々をふり返つてゐました...
芥川龍之介 「河童」
...三十一すると摩利信乃法師(まりしのほうし)は傲然と...
芥川龍之介 「邪宗門」
...けれども口調(くちょう)だけは相不変(あいかわらず)傲然と...
芥川龍之介 「路上」
...傲然として最も大きい恐怖の上に立つてゐるのです...
有島武郎 「水野仙子氏の作品について」
...見ておく価値(ねうち)がありますよ』傲然とそう云い放ってから...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「自責」
...傲然と落ち着き払ったフォン・コーレンの顔や...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
... 905即ち彼は傲然とクロニオーンの側に座す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...強い意志と傲然とした気質を持つ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...彼れは傲然として飽くまで沼間と頡頏せむとせり以て其抱負の凡ならざるを諒す可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...白昼も傲然と巣の真中に逆様に控えている...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...街は後に残ってひとり傲然としていっていた...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...椎の木は傲然とつっ立っていました...
豊島与志雄 「古木」
...傲然とした貴婦人(大抵おかめが多い)に...
直木三十五 「大阪を歩く」
...一人の老婆が傲然と――誠に女王の如く傲然と踞坐して煙草を吸つてゐる...
中島敦 「環礁」
...その上傲然として構えていれば...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...傲然として引揚げるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...)傲然と安坐をかいた...
牧野信一 「凸面鏡」
...貞(けいてい)は上国の勅使というのですこぶる傲然とそれへ臨んだ...
吉川英治 「三国志」
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