...三十一すると摩利信乃法師(まりしのほうし)は傲然と...
芥川龍之介 「邪宗門」
...けれども口調(くちょう)だけは相不変(あいかわらず)傲然と...
芥川龍之介 「路上」
...」と伊勢武熊は傲然として命令するやうに...
内田魯庵 「貧書生」
...傲然と税関を通る...
大隈重信 「平和事業の将来」
...いつも傲然として...
大杉栄 「続獄中記」
...リネツトは最早例の傲然と(in her haughty way)先きには立たず(not riding in front)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...彼れは傲然として飽くまで沼間と頡頏せむとせり以て其抱負の凡ならざるを諒す可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...白昼も傲然と巣の真中に逆様に控えている...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...傲然と一人うなずいた頃...
豊島与志雄 「電車停留場」
...内心は傲然と反り返って...
豊島与志雄 「無法者」
...傲然として下に臨み...
直木三十五 「南国太平記」
...今や俄かに傲然と膨れ返らねばならぬ...
中島敦 「盈虚」
...ショオマレェ司令官は傲然と肩をそびやかしたきりで...
久生十蘭 「海難記」
...傲然として一世を睥睨(へいげい)していた...
二葉亭四迷 「平凡」
...それはひどく傲然と顔の中央に坐り込んで...
北條民雄 「青年」
...王の存命中傲然として何等の動的表現をなさむ...
夢野久作 「鼻の表現」
...」さう云つた顏をして山の峯はいつまでも押し默つて傲然と空を見てゐる...
横光利一 「悲しみの代價」
...」被告は窓の外を見たまま傲然としてゐた...
横光利一 「マルクスの審判」
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