...死神が傲然と腰をすえ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...傲然と宮の外へ揺るぎ出した...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...傲然と我々をふり返つてゐました...
芥川龍之介 「河童」
...傲然とそり返っている船首を叩く波の音は絶望にむせび泣いているようであった...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...そこには思いがけなくもミルキ閣下が傲然と立っていた...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...俺は今この部屋を出て行こうとしているのだ」ルパンが傲然として云い放った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...かも瓜 (傲然として)何がそんなに怖ろしいのだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...あっちかこっちかに迷いますからね」武士は傲然として云った...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...傲然と出発の用意を整えて居る車台を見ると私の神経は...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...彼等の神授の王権を傲然と携えて行った...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...強い意志と傲然とした気質を持つ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...彼女は傲然と心を引きしめて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...傲然として下に臨み...
直木三十五 「南国太平記」
...一応の届出に対して、直ちに相当の会釈あるべきものと信じていた小役人が、ほかならぬ新撰組の隊長に向って逆捻(さかね)じとは意外千万、近藤勇は、傲然として、「拙者は無礼討ちの届出に来たものでござる、貴殿の取調べを受けるために出頭したものではござらぬ、取調べの廉(かど)があらば会津侯へ申し伝えられい」と言い捨てて、さっさと立帰ってしまった...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の百日紅の下に傲然とはびこっている...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...安普請のくせに傲然と他の二角を見下してゐる...
長谷川時雨 「夏の夜」
...それはひどく傲然と顔の中央に坐り込んで...
北條民雄 「青年」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??