...傲然と我々をふり返つてゐました...
芥川龍之介 「河童」
...いくら傲然としていても...
芥川龍之介 「河童」
...三十一すると摩利信乃法師(まりしのほうし)は傲然と...
芥川龍之介 「邪宗門」
...永劫の都の建設者や協力者の群れは傲然として巷(ちまた)を行き...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...あの鷹雄の傲然とした態度に相対すると...
犬養健 「愚かな父」
...調室の壊れかかった椅子に傲然と反り身になり...
海野十三 「第五氷河期」
...傲然と税関を通る...
大隈重信 「平和事業の将来」
...」それから彼は火を焚きつけろと彼等に言いつけて、杖をついて、片手を私の肩にかけながら、傲然と外へ出た...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...傲然と落ち着き払ったフォン・コーレンの顔や...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...強い意志と傲然とした気質を持つ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...傲然とすました女で...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...彼れは傲然として飽くまで沼間と頡頏せむとせり以て其抱負の凡ならざるを諒す可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...傲然と周囲を見廻した...
豊島与志雄 「狐火」
...心からの仁者になつたやうな気がして傲然と座つた...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...」と久慈は傲然として答えた...
横光利一 「旅愁」
...貞(けいてい)は上国の勅使というのですこぶる傲然とそれへ臨んだ...
吉川英治 「三国志」
...相変らず傲然と突立っているのであった...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「青蠅」
...傲然と立像の様に直立してはいたが...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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