...死神が傲然と腰をすえ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...永劫の都の建設者や協力者の群れは傲然として巷(ちまた)を行き...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...あの立派な髯(ひげ)を生(は)やして傲然(がうぜん)と構へてゐるパリの紳士が...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...」と伊勢武熊は傲然として命令するやうに...
内田魯庵 「貧書生」
...貴下に分っていたら、是非教えて貰いたいのだが……」そこで僕は、さっき彼が僕にして見せたと同じように、傲然として、彼の頭から吾が耳をぎ取ったのである...
海野十三 「深夜の市長」
...俺は今この部屋を出て行こうとしているのだ」ルパンが傲然として云い放った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...リネツトは最早例の傲然と(in her haughty way)先きには立たず(not riding in front)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...強い意志と傲然とした気質を持つ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...傲然と周囲を見廻した...
豊島与志雄 「狐火」
...ヘヒトは傲然(ごうぜん)と構えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...傲然として出勤する途中であった...
蜷川新 「天皇」
...傲然たるこの姿が...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...傲然(がうぜん)として冷やかに私の傍を行き過ぎてしまふこともあつたし...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それはひどく傲然と顔の中央に坐り込んで...
北條民雄 「青年」
...凡(すべ)ての惨事は人間の愚かさと不注意と無自覚とに帰せしめてゐるかのやうに起重機は傲然(がうぜん)と突つ立つてゐた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...傲然として人間の愚を冷笑しつつ土の中に消え込むからであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...傲然(ごうぜん)と...
吉川英治 「三国志」
...思い止まっていただきたいが」「ならぬ」七内は傲然(ごうぜん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
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