...三十一すると摩利信乃法師(まりしのほうし)は傲然と...
芥川龍之介 「邪宗門」
...傲然(ごうぜん)とこう独(ひと)り語(ごと)を言った...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...傲然として最も大きい恐怖の上に立つてゐるのです...
有島武郎 「水野仙子氏の作品について」
...あの立派な髯(ひげ)を生(は)やして傲然(がうぜん)と構へてゐるパリの紳士が...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...傲然(ごうぜん)と椅子の背にもたれている...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...女姪(めい)は陵(けいりょう)の土となるところであった」銭塘君は傲然として言ってから...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...傲然と出発の用意を整えて居る車台を見ると私の神経は...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...彼は思ひもよらない時に傲然となつたり...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...過激派らがきわめて傲然(ごうぜん)としていたところに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...傲然とした貴婦人(大抵おかめが多い)に...
直木三十五 「大阪を歩く」
...今や俄(にわ)かに傲然と膨れ返らねばならぬ...
中島敦 「盈虚」
...傲然(がうぜん)として冷やかに私の傍を行き過ぎてしまふこともあつたし...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...何となく傲然(ごうぜん)としているように見受けられた...
北條民雄 「いのちの初夜」
...頭を傲然(ごうぜん)と上げ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...言下に傲然としてかう云ひ放つた...
正岡容 「東京万花鏡」
...傲然と腰掛けて控えていた...
正岡容 「寄席」
...傲然(ごうぜん)と...
吉川英治 「大岡越前」
...傲然(ごうぜん)として言い払う...
吉川英治 「新・水滸伝」
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