...三十一すると摩利信乃法師(まりしのほうし)は傲然と...
芥川龍之介 「邪宗門」
...けれども口調(くちょう)だけは相不変(あいかわらず)傲然と...
芥川龍之介 「路上」
...女姪(めい)は陵(けいりょう)の土となるところであった」銭塘君は傲然として言ってから...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...トロイア勢に示しつゝ傲然として叫びいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...」「うん!」と私は傲然として答えた...
豊島与志雄 「楠の話」
...その作者らは傲然(ごうぜん)として...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今や俄かに傲然と膨れ返らねばならぬ...
中島敦 「盈虚」
...その上傲然として構えていれば...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...誰でも自分の足許(あしもと)に這いつくばうものに向って傲然として投げつける...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...一匹の畜生が――その仲間の奴(やつ)を私は傲然(ごうぜん)と殺してやったのだ――一匹の畜生が私に――いと高き神の像(かたち)に象(かたど)って造られた人間である(2)私に――かくも多くの堪えがたい苦痛を与えるとは! ああ! 昼も夜も私はもう安息の恩恵というものを知らなくなった! 昼間はかの動物がちょっとも私を一人にしておかなかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...白髪頭を傲然(ごうぜん)と上げ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...ひとり傲然(ごうぜん)と唇をゆがめているその男であった...
本庄陸男 「石狩川」
...一寸傲然と開き直つて「俺の名前になつてゐるぢやないか!」と...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...その山巓の屹立した岩の上では夜毎に北斗が傲然と輝いた...
横光利一 「静かなる羅列」
...そして作左衛門と三歩ばかりの間隔に立って傲然(ごうぜん)と柄頭(つかがしら)を握りしめた...
吉川英治 「剣難女難」
...傲然(ごうぜん)と...
吉川英治 「三国志」
...傲然(ごうぜん)と...
吉川英治 「三国志」
...双方とも前から記憶があるであろうが!)そういわないばかりに傲然(ごうぜん)と自己を誇示して...
吉川英治 「宮本武蔵」
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