...傲然(ごうぜん)とこう独(ひと)り語(ごと)を言った...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...傲然と彼を眺めながら...
芥川龍之介 「山鴫」
...わたしに向つて傲然(がうぜん)と構へてゐるのを見た時に――今になつて何もかもわたしの愚かさを正直に云ふのだが――わたしは三十余年前に...
犬養健 「愚かな父」
...社会生活の弱者が犯罪の世界において傲然(ごうぜん)として自己の優越を証明せんとする心理が多分に働いている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...と傲然(ごうぜん)とうそぶき...
太宰治 「新釈諸国噺」
...傲然と頭をもたげた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...かくてヘクトール高言吐きて傲然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...プーリダマスは傲然と大音あげて叫びいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...傲然(ごうぜん)たる反対...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...傲然とした貴婦人(大抵おかめが多い)に...
直木三十五 「大阪を歩く」
...後ろには山形雄偉なる胆吹山が傲然(ごうぜん)として見張りをしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...その上傲然として構えていれば...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...傲然(がうぜん)とした一個の紳士が...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...徳は傲然と突立ったまま...
吉川英治 「三国志」
...傲然(ごうぜん)ここへ臨むと思いのほか――供といえば可憐な一少年ひとりしか見えない...
吉川英治 「新書太閤記」
...傲然(ごうぜん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...俺こそは天城四郎という賊の頭領(かしら)だ」傲然(ごうぜん)と見得を切って――さらにまた...
吉川英治 「親鸞」
...まるで王者のように傲然(ごうぜん)と君臨している様であった...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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