...故に姦雄的(かんゆうてき)権略的の性質を備ふるものにあらざれば之を軽侮し之を棄却せざるなり(例へばナポレヲンがヨーゼフンを棄(す)つるが如し)...
石橋忍月 「舞姫」
...火災に備ふるにやなど語り合ひつゝ...
大町桂月 「三里塚の櫻」
...今それ国費を以て史書を編輯せしむるの可否は別箇の問題に属ししかしてかの重野某及その属僚が果して史家たるの能力を備ふるか否かは余の知らざる所従而(したがつて)その説く所の果して首肯すべきか否かは暫く論ぜず...
津田左右吉 「史論の流行」
...そこに臥床を備ふべく罪を犯してわれ行かじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...盃は下に二つの脚備ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...至大の威力身に備ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...汝の爲めに備ふべく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...美々しく宴を快く備ふることを命ずべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...塾生の閑散に備ふ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「我黨小子を援け外警に備ふ」云々は...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...博く適當の學識經驗を備ふる人才を收めざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...博く適当の学識経験を備ふる人才を収めざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...さう云ふものを必ず備ふべき必然の理由があるものと思はれます...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...四庫全書分架圖四册を備ふ...
内藤湖南 「文溯閣の四庫全書」
...余予め衣を重ねて備ふる所あり...
長塚節 「草津行」
...當りまへの理解力を備ふるのみにて足れり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...沒却哲理は詩の須(すべから)く備ふべき性なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...まだ來客に備ふる一室位はどうやら殘つてゐた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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