例文・使い方一覧でみる「備」の意味

...始めのひるんだけしきにも似ず一度に備えを立て直して... 始めのひるんだけしきにも似ず一度に備えを立て直しての読み方
芥川龍之介「偸盗」

...ある部屋に備へつけの磁石が目につくと... ある部屋に備へつけの磁石が目につくとの読み方
薄田泣菫「茶話」

...「一つの場合」のために準備をしようとした... 「一つの場合」のために準備をしようとしたの読み方
豊島与志雄「二つの途」

...吉備真備を救った蜘蛛のように動きます... 吉備真備を救った蜘蛛のように動きますの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...さすがは青江備前守（びぜんのかみ）樣と言はれるだらうと... さすがは青江備前守樣と言はれるだらうとの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...討幕派浪士を検索する京都特別警備隊としての役割につくが... 討幕派浪士を検索する京都特別警備隊としての役割につくがの読み方
服部之総「新撰組」

...しかも準備の期間はあと半日しかないのだが... しかも準備の期間はあと半日しかないのだがの読み方
平林初之輔「鉄の規律」

...だが娘は次の準備をしており... だが娘は次の準備をしておりの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「本命馬」

...しなやかな身振りと決闘の傷痕とを備えた陪席判事ウィッツナアゲル氏が...
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「ルイスヒェン」

...それに何等関係もない人間の心の中で準備され... それに何等関係もない人間の心の中で準備されの読み方
三木清「人生論ノート」

...備えあれば憂なし... 備えあれば憂なしの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...またそれを尋ねるだけの力も我々には備わっているが... またそれを尋ねるだけの力も我々には備わっているがの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...今日の登山者達のやるやうな服裝や準備をするのでもなく... 今日の登山者達のやるやうな服裝や準備をするのでもなくの読み方
吉江喬松「山岳美觀」

...劉備の母は、また新しい客がふえたので、不審がったが、張飛から紹介されて、関羽の人物を見、よろこびを現して、「ようぞ、茅屋（あばらや）へ」と心から歓待した...
吉川英治「三国志」

...不肖劉備は、西北の防ぎに当りますから」「……むむ... 不肖劉備は、西北の防ぎに当りますから」「……むむの読み方
吉川英治「三国志」

...秘密の予備軍があることを初めて明らかにした... 秘密の予備軍があることを初めて明らかにしたの読み方
吉川英治「三国志」

...しかし兵の装備はもとより... しかし兵の装備はもとよりの読み方
吉川英治「私本太平記」

...しかも相手が相手ですぜ」「よほどな兵備で... しかも相手が相手ですぜ」「よほどな兵備での読み方
吉川英治「新・水滸伝」

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