...彼は傑物だから、どんな難問にも対応できる...
...その傑物の考え方は、周りの人々を驚かせた...
...彼女はプロのピアノ演奏家で、まさに傑物と呼ぶにふさわしい...
...彼が傑物だという評判を聞いて、会ってみたくなった...
...あの大統領は、政治家としてだけでなく、スポーツ選手としても傑物だった...
...傑物は不可(いか)ん...
泉鏡花 「婦系図」
...井上友一郎を励ます会に出席してこの滝沢の傑物の話を伝へ人々を喜ばせたさうである...
小穴隆一 「又三郎の学校」
...人も知つてるやうに仙石(せんごく)騒動を裁いた名代の傑物だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...家康は流石(さすが)に徳川三百年の社稷を築いた傑物だけに...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...傑物ある所、その邦必ず強し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼果して烈公の傑物たるを認識して...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その中で俳優連とは別に一大傑物と近づきになったことは明らかに記憶している...
中里介山 「生前身後の事」
...なかなかの傑物であったに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...九つの鍵の隠し場所はこっちも知らないのだ」「すると?」「先に見つけた者が勝つことになるだろう」一代の傑物...
野村胡堂 「九つの鍵」
...信州から出た傑物は佐久間象山(さくましょうざん)に松井須磨子だとまで脱線した...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...多殺者列伝の中でも第一位に推(お)されるべき傑物(けつぶつ)だ...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...圓朝ほどの傑物も...
正岡容 「圓朝花火」
...「九十三年」の傑物たちが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人物達識決して見劣りしない傑物は...
吉川英治 「新書太閤記」
...だからこの一刹那からの彼のまさに名にしおう河北(かほく)の三絶(ぜつ)(傑物ノコト)玉麒麟(ぎょくきりん)その者の本相だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...宗門の傑物沢庵が...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...傑物黒田孝高を先ず動かしたのは...
和辻哲郎 「鎖国」
...日本人イルマン中の傑物ダミヤンが四十四歳で死に...
和辻哲郎 「鎖国」
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