...メリメエはこの誰かわからない女へ手紙を書きはじめた時分から幾つも傑作を残してゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...樹木はどんな彫刻よりも傑(すぐ)れてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...僕はそのモデルとして傑作ともいうべき恋文を沢山もっていたからです...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ふみたば」
...傑作でないとはだれにも言えない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして傑作を作るのだ...
豊島与志雄 「未来の天才」
...その門下には天下知名の豪傑が群がって来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...物理、気象、化学、航空の各面で日本第一の大先生方が委員になっておられ、海軍の将官、佐官、の傑い方々が、これに加わった大会議であった...
中谷宇吉郎 「「もく星」号の謎」
...明治の初年ごろに西郷(さいごう)はじめ維新の豪傑連(ごうけつれん)がはじめて御陪食(ごばいしょく)を仰付(おおせつ)けられたことがあったという...
新渡戸稲造 「自警録」
...ベートーヴェンの最後の二大傑作であった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...幾代という名代の女傑ぞろい...
久生十蘭 「魔都」
...然(しか)りといえども勝氏も亦(また)人傑(じんけつ)なり...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...「学生のカフェ入り禁止」「女豪傑」(女学生が泥棒を捕へた件)と...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...彼の最も傑れた心理描寫が見られる...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...彼の最上の傑作であると言はなければならない...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...定家に傑作なく探幽にも傑作なし...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...写生のできる今日になって描かれる絵は生き生きとした生命(いのち)があって傑作が多かった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...天晴豪傑と思ひし身も...
森鴎外 「舞姫」
...片っ方の眼のつぶれた豪傑を市長に...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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