...大入(おほいり)だ評判(ひやうばん)だ四版(はん)だ五版(ばん)だ傑作(けつさく)ぢや大作(たいさく)ぢや豊年(ほうねん)ぢや万作(まんさく)ぢやと口上(こうじやう)に咽喉(のど)を枯(か)らし木戸銭(きどせん)を半減(はんまけ)にして見(み)せる縁日(えんにち)の見世物(みせもの)同様(どうやう)...
三文字屋金平 「為文学者経」
...文部省には文芸審査委員が出来て一年中の傑作が国家の名を以て選奨せらるゝようになった...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...歓喜によってつくられた文芸復興時代の諸傑作は...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...東大寺開山堂の良辨(ろうべん)僧正坐像のような堂々たる高雅な性格描写の傑作があり...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...蜘蛛のうちでも最も傑出しているのは...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...あるいは傑作であるかもしれない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これによつて窺へば写楽の似顔絵は細絵(ほそえ)の全身画も多けれど無比の傑作とすべきはやはり世人知る所の雲母摺(きらずり)なるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...則重もまた正宗(まさむね)門下の傑物だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その放火(ひつけ)は誰だ」「それは西郷吉之助というお方でございますよ」「西郷……どこの奴だ」「薩州藩の豪傑でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっとも傑(すぐ)れたと思われるのを...
夏目漱石 「永日小品」
...約二十年間にその傑作が順次完成されていったのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...氏の作品の中で最も傑(すぐ)れたものかもしれぬが...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...仮令(たと)い大帝は一種絶倫の人傑(じんけつ)なりとするも...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...他の無能の豪傑(ごうけつ)連とその撰(せん)を異(こと)にし...
福田英子 「妾の半生涯」
...性欲界の豪傑 Casanova の書いたものも...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...この豪傑(ごうけつ)は王さまのところへもどっていきました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
...あなたのような義胆(ぎたん)の豪傑に持っていただけば...
吉川英治 「三国志」
...若年ながら大剛の傑物である...
吉川英治 「三国志」
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