...兎に角古来の傑作にだけは是非とも親しまなければいけません...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...くそおもしろくもないと三皿平らげたといふ豪傑...
小穴隆一 「二つの繪」
...生花の傑作を写した絵が素人(しろうと)のために出版せられている...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...詩人ダンテがその傑作のなかで...
薄田泣菫 「茶話」
...傑出するには足りなかった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...――せめて凡作を――傑作は出来ないから――もちろん...
種田山頭火 「其中日記」
...人物聚らずとも諸国へ京師より人を遣(つか)わし豪傑の議論を聞聚め...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...沈勇にして謀(はかりごと)を好む人傑の面影を見ることもできます...
中里介山 「大菩薩峠」
...豪傑連は、この豪胆な貴公子の意気を喜びましたけれども、その豪胆通りに実際が行われるものでないことを、懇々と説諭しなければならぬ役まわりになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...」「近来の傑作ぢやらうがな...
長與善郎 「青銅の基督」
...せっかくの傑作も宝の持ち腐れになりそうで心配でたまらないそうだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...畢世(ひっせい)の大傑作「救世主(メシア)」の全曲に近いレコードを聴くことの出来るのは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...歌劇「サムソンとデリラ」はサン=サーンスの傑作でもあるが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...変なニセ豪傑だな!」「君は...
牧野信一 「塚越の話」
...歌麿の少女がラッパを吹いているあどけない傑作とを切って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大暖炉の横の紫檀(したん)の台の上に両手をブラ下げて天を仰いだ裸体の少年像(後から聞いたところによるとこれはロダンの傑作の青銅像で雲月斎玉兎女史の巴里(パリー)土産(みやげ)であったという)がタッタ一つ立っているきりである...
夢野久作 「冥土行進曲」
...けれど彼は情にもろい豪傑です...
吉川英治 「三国志」
...傑出した禅僧中、その思想を秩序立って叙述するという仕事をしたのは、我が国の道元くらいのものである...
和辻哲郎 「孔子」
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