...傍見することで新たな発見があるかもしれない...
...彼は傍見することで失敗を防いだ...
...会議に参加できなかったので、傍見役として報告書を作成した...
...傍見はしないで、主体的に自分の判断で進めてほしい...
...傍見を通じて、他の人の視点に気づくことができる...
...暫く傍見(わきみ)をしていて...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...無心そうにあちこち傍見(わきみ)などなさりながら...
太宰治 「斜陽」
...「もう僕への用事はすんだのかね?」「そうだ」馬場はことさらに傍見(わきみ)をしながら...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...乗組の者は傍見をして下つたと云ふ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そこに坐って口も利(き)かずに母親の騒ぐのをただ傍見しているばかりである...
近松秋江 「霜凍る宵」
...二人がこうして傍見(わきみ)をしているかいない間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...女房の三味線に亭主の鉦(かね)で傍見もできない」ガラツ八を甘く見て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...皆さんは傍見(よそみ)せずに勉強なさい...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...(それは四つ五歳(いつつ)のころのことだが――)私は父が傍見(わきみ)をしながら猪口(おちょこ)を口にはこんで...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...傍見を出来ないやうに眼を覆つてゐる...
牧野信一 「冬の風鈴」
...傍見をしてゐたが...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...眼を輝かせて白々しく珍らしい合言葉を口にしてゐるのを傍見してゐると...
牧野信一 「昔の歌留多」
...堪へて傍見してゐたが...
牧野信一 「娘とドリアン」
...うっかり傍見も出来ない様な...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...疲れてゐるのに犬は傍見もしずに引いてゆくのを見た...
室生犀星 「京洛日記」
...眼の青い女を抱きかかえた片眼は傍見もせず...
横光利一 「旅愁」
...城壁の内側を西へ西へ傍見(わきみ)もせず走り...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふと国王が傍見(わきみ)せられた隙に...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
便利!手書き漢字入力検索