...小丼のもずくの傍(わき)で...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...傍若無人に立ちはだかっています...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...其傍に高さ一丈、大いさこれに稱ひたる錨あり...
大町桂月 「春の筑波山」
...私はこれに椿子といふ名を附けて傍の本箱の上に置いた...
高浜虚子 「椿子物語」
...話しを傍聴したいという希望の人たちがあるなら喜んでこれを迎え...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...どうして之(これ)を傍観し得べき...
太宰治 「新釈諸国噺」
...女(むすめ)はおろおろしている壮い男の傍を通って...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...こちらの炉の傍に寝ていた米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...「そうしておいでなさい」傍らの椅子に腰を下ろすと...
中里介山 「大菩薩峠」
...(傍人に見えるのは差支へないとして)自分に意識されて立派とは思へない...
中島敦 「かめれおん日記」
...私の墓の傍(そば)に坐って待っていて下さい...
夏目漱石 「夢十夜」
...傍の老人はそれを自分に對する好感の表現とでも思つたのか...
南部修太郎 「霧の夜に」
...せめてはレールの傍(かたわら)に菫(すみれ)が咲いて居るとか...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...死骸の傍に立っていた伯父を見たという件は...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...毎度その近傍の綱切島辺の海底に黄黒斑で二...
南方熊楠 「十二支考」
...と傍に有った物尺を握って神経的に口元をビクビクと震わせた...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...器(うつわ)は特に私の傍に在ることを悦(よろこ)ぶようにさえ思える...
柳宗悦 「工藝の道」
...この路傍では憚(はばか)られるので...
吉川英治 「江戸三国志」
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