...傅(ふ)の大納言(だいなごん)藤原道綱(ふじわらみちつな)の子と生れて...
芥川龍之介 「道祖問答」
...先代同様に、いや、先代よりはとにかく東京という文化都市――…………………………………………………………………………後藤新平の言ったとおり、世界で何番目かの大都にこの十年間に見ンごと盛り上ったそこで、長い間教育され、そこの華やかな空気を吸って来ているだけ、当主傅介氏は、忰にも書いてやったように物分りがいいであろうと考えていた事実は、今になってあべこべのように思えてきた...
犬田卯 「荒蕪地」
...いと忠実(まめやか)に傅(かしず)けば...
巌谷小波 「こがね丸」
...又傅ふる所に據れば...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...初めてあの傅育官の老人に逢って...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...(乳母(めのと)の税所(さいしょ)敦子は――抱傅(おもりやく)の吉井は)左源太は...
直木三十五 「南国太平記」
...あやまり傅へたる事は再度きえず...
樋口一葉 「琴の音」
...其に連関して全く消極の働きを起した老傅役の自殺...
宮本百合子 「印象」
...大事にお傅(かし)ずきになる評判のあるのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...如二伊傅一如二周召一者亦一男児耳...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...傅嬰(ふえい)の二人は...
吉川英治 「三国志」
...公安地方にはなお傅士仁(ふしじん)があり...
吉川英治 「三国志」
...どう云ってきたか?」傅士仁はそれをひらいて...
吉川英治 「三国志」
...傅士仁は首を寄せて黙読していたが...
吉川英治 「三国志」
...伊那丸さまのお傅人(もりびと)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...傅役の井口兵助と大野九郎左衛門が...
吉川英治 「新書太閤記」
...侍女(こしもと)も傅人(もり)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...言ひ難い冷氣が身に傅はつて來る...
若山牧水 「熊野奈智山」
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