...小児(こども)たち、幼稚(おさな)いのは、傅(もり)、乳母など、一群(ひとむれ)に、今日は別荘に残った次第...
泉鏡花 「婦系図」
...先代同様に、いや、先代よりはとにかく東京という文化都市――…………………………………………………………………………後藤新平の言ったとおり、世界で何番目かの大都にこの十年間に見ンごと盛り上ったそこで、長い間教育され、そこの華やかな空気を吸って来ているだけ、当主傅介氏は、忰にも書いてやったように物分りがいいであろうと考えていた事実は、今になってあべこべのように思えてきた...
犬田卯 「荒蕪地」
...いつか検事のハルトアン氏と一緒に倶楽部(クルッブ)で逢った元傅育官(ふいくかん)だったという老人……あの律義そうな老人が...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...額髪(ひたいがみ)を手拭いで巻いた子傅(こもり)が二人...
田山花袋 「田舎教師」
...近所同志の家庭で小さな子供たちのお相手をつとめるお傅(もり)役だったが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...(乳母(めのと)の税所(さいしょ)敦子は――抱傅(おもりやく)の吉井は)左源太は...
直木三十五 「南国太平記」
...御朱印の傅次郎に操られて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二枚屏風(びやうぶ)の中の傅次郎の死骸をそつと振り返るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...傅次郎を勝負事の怨みか何んかで附け廻してゐたやくざが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鼈甲(べつかふ)の櫛(くし)は物の彈(はず)みで傅次郎の懷ろに入り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを傅次郎は、塀に凭(もた)れたまゝ、たかをくゝつて見てゐると、――」「――」「塀の中――丁度この破れ目から、力まかせに脇差が飛び出して、傅次郎の背中を突いた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近所の衆に手傅はせてお葬ひの支度を始めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「赤坂の裏傅馬町だ――俺は千兩箱の夢を見たんだよ」「へエ」「千兩箱が夢枕に立つたのさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――傅嬰(ふえい)よ!孫高(そんこう)よ! この賊を...
吉川英治 「三国志」
...なぜならば傅士仁の日頃の人間をよく知っていたから...
吉川英治 「三国志」
...傅士仁(ふしじん)の二人だ...
吉川英治 「三国志」
...お傅役(もりやく)のそちは一命にかえても...
吉川英治 「神州天馬侠」
...お傅役(もりやく)の小野角右衛門(おのかくえもん)が...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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