...彼は偽る人を善く知り給う...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...ヨブを罪人とし偽る人とし悪事を犯せる者として批難した語である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...彼が上辺(うわべ)を偽る方便...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...だれにも真理を偽る権利はない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...(云おうか――偽るまい――打明けようか)と...
直木三十五 「南国太平記」
...今日では隠し偽ることができる...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...いちばん重い罪でなくてはいけないものでしょうか? 二番目に重い罪では?」「いちばん重い罪でなくては神を偽ることになります...
平林初之輔 「悪魔の聖壇」
...この婦人画家がどんなに自分を偽ることができない心をもっていたかを痛感する...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...上(かみ)を偽る横着物(おうちゃくもの)の所為ではないかと思議した...
森鴎外 「最後の一句」
...偽る者などと云えば...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...器の前には偽ることができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...京の君を羽黒山のちごだと偽ると...
柳田国男 「雪国の春」
...その補助機関が如何に誤魔化そうとしても鼻の表現ばかりは偽る事が出来ないものであるという事は...
夢野久作 「鼻の表現」
...▼しかし鼻の表現だけは偽る事も誤魔化す事も出来ない...
夢野久作 「鼻の表現」
...悪魔の鼻――悪魔式鼻の表現(一)こうして鼻の表現は絶対に偽る事は出来ないものでしょうか...
夢野久作 「鼻の表現」
...口をもってわざと主君の周囲を偽ることもあり得る...
吉川英治 「上杉謙信」
...これ世上を欺瞞(ぎまん)し上を偽る...
吉川英治 「私本太平記」
...家臣や骨肉を偽るために...
吉川英治 「新書太閤記」
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