...初めから虚偽の報告をする意志が無いと仮定したところで...
石川啄木 「葉書」
...虚偽の申立をあばく為に出来ているのだから...
江戸川乱歩 「心理試験」
...間違えて偽の方に用をお言いつけになったりして...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...偽の死亡診断書くらいは...
橘外男 「仁王門」
...虚偽の歴史が書かれていることをいうのである...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...真理・虚偽の価値関係は閉め出される...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...真理にとっては虚偽の問題が――真理の理念の問題がでない――最も重大と考えられる...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...* 観念が歴史的現実――現在――を踏み越えた場合の虚偽の形態をユートピアと呼び...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之が結成されて生じる命題自体にして初めて真偽の区別を生じる...
戸坂潤 「辞典」
...虚偽のものではなかろう...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...パリーの各流派の法螺(ほら)と虚偽の光栄とをひどく軽蔑(けいべつ)しています――それでも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...真偽のほどは確かでないが...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...三津五郎のあとからもうひとり三津五郎が行きます」偽の三津五郎のほうは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...僕が女房の偽の弟だいふことを好く知つてゐるんだ...
牧野信一 「街角」
...むろん真偽のほどはわからないが...
山本周五郎 「竹柏記」
...偽のつなに案内されたのは...
山本周五郎 「風流太平記」
...これを外面的な虚偽の美しさだと云うことは出来ぬ...
横光利一 「欧洲紀行」
...馬遵にも夏侯楙にも真偽の見分けはつかなかった...
吉川英治 「三国志」
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