...この虚偽の感激に充ちた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...かの事実と符合せざる虚偽の通信といえども...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...悉ゆる社会的虚偽の憎悪者ヘンリツク・イブセンは恐らくこの大真理を実現しようとした最初の人であつた...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...明白に偽のものに対してと劣らず用心して...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...少くともかかる像を空虚で偽のものとして無視しよう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...また例えば『桜陰比事』二の三にある埋仏詐偽の項中に...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...容易には虚偽の甘言に乗りそうにもないと思われるかも知れない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それ自身虚偽の論理と考えられねばならない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...今吾々が取り扱っている無意識的虚偽の適切な一例であるだろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...事件の真偽の程は判らないが...
戸坂潤 「社会時評」
...前には閣下と共に詐偽の政治的約束を締結し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...貧血症に罹(かか)ってる虚偽のために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然るに真偽の鑑別容易ならず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...偽の列車があるのです...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...能楽芸術は虚偽の芸術でない……詩の魂が祈祷を捧げる聖殿である...
野口米次郎 「能楽論」
...誰かが藤兵衛に知れないように神棚に偽の畳紙(たとうがみ)を置いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...在り合せの偽の下絵図を入れておいたとは気がつかなかったよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もちろん真偽のほどはわからないけれども...
山本周五郎 「風流太平記」
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