...僅(わず)かな原因ですぐ陥った一つの小さな虚偽の為(た)めに...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...』『一切の虚偽の中から自己をだ...
石川啄木 「漂泊」
...ついに人をして生まれながら窃盗・詐偽の念を去り...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...真偽のほどを質問した...
海野十三 「地球発狂事件」
...お前の偽の姿をした男が...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...その人民を欺きて虚偽の書面に盲印を捺さしめ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...虚偽の体形書でもなければ詐欺でもなく些(いささ)かも犯罪は構成してはおりませぬ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...間違えて偽の方に用をお言いつけになったりして...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...真偽の程は保証の限りでない...
寺田寅彦 「新年雑俎」
...そのイデオロギーの真理対虚偽の関係が編成されていることが発見される...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...前には閣下と共に詐偽の政治的約束を締結し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...真偽のほどは私の保証の限りではない...
豊島与志雄 「好人物」
...真偽のほどは分りかねます...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...真偽のほどは分らないのであるが...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...偽の中気でしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこで親鸞は諸経典を根拠として真実の教と虚偽の教とを分別し決著して外教邪偽の異執を教誡する...
三木清 「親鸞」
...兄の中将が真偽の調査にあたりまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ある外国人から偽の遺言書の相続人の一人となり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索