...偽人(ぎじん)との選り分けができる...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...今でも猶だ其根性が失せないから大きな詐偽や賭博(ばくち)の欺瞞(いかさま)をやつて実業家だと仰しやいますヮ……」と滔々(たう/\)と縁日の口上口調で饒舌(しやべ)り立てる大気焔に政治家君も文学者君も呆気(あつけ)に取られて眼ばかりパチクリさせてゐた...
内田魯庵 「貧書生」
...偽名かも知れないが...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...妻の偽りが判明するという話である...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...偽を削して実を定め...
高木敏雄 「比較神話学」
...さる友人の偽はらぬ打ち明け話なのである...
高田保 「恋文」
...偽善事業の世話になんかなりたかねえと俺はことわった...
高見順 「いやな感じ」
...その言葉に偽りはありませんでした...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...些少(さしょう)の真実と多くの虚偽とで身を養っている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...王位は虚偽のうちに得られた権力です...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ライデンのヨハンが偽りの月を出してみせたのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...多少偽(いつわり)の点がありました...
夏目漱石 「教育と文芸」
...それを偽(いつわ)りなく書き残して置く私の努力は...
夏目漱石 「こころ」
...偽善は虚栄であり...
三木清 「人生論ノート」
...なにか偽造までして...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...記録物ないし記録的要素の上に立った作品に往々にしてあるところの「二重の虚偽の感じ」はまったくないが...
三好十郎 「恐怖の季節」
...理性の力によって物事の真偽を識別するまでに至らないのであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...▼しかし鼻の表現だけは偽る事も誤魔化す事も出来ない...
夢野久作 「鼻の表現」
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