...全然側目(わきめ)もふらないらしい...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...側目(わきめ)もふらず悄々(しおしお)と歩いて参ったのでございます...
芥川龍之介 「邪宗門」
...その方は側目(わきめ)もふらず...
芥川龍之介 「邪宗門」
...」三 僕最後に僕の繰り返したいのは僕も亦今後側目(わきめ)もふらずに「話」らしい話のない小説ばかり作るつもりはないと云ふことである...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...しかし彼女は側目も振らずに(しかも僕に見られていることをはっきり承知していながら)矢張り毬をつき続けていた...
芥川龍之介 「本所両国」
...側目もふらずまっすぐに...
芥川龍之介 「妖婆」
...側目(わきめ)も振らず上つて行く...
石川啄木 「病院の窓」
...側目もふらないで...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...いづれも持前の性分を思ふが儘に見せて、側目も振らず、すくすくと衝立つてゐる...
薄田泣菫 「森の声」
...側目(わきめ)もふらず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...側目(わきめ)もふらず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...側目(はため)にはいい仲とでも見えそうに...
豊島与志雄 「月かげ」
...」おかみさんは弁当の包を解き大きな握飯を両手に持ち側目(わきめ)もふらず貪り初めたが...
永井荷風 「買出し」
...兵馬はそれを側目(わきめ)に見ただけで...
中里介山 「大菩薩峠」
...それからまた側目(わきめ)もふらず昨日のつづき...
中里介山 「大菩薩峠」
...お静は側目(わきめ)もふらずに急ぎます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...メン・テーブルから二側目の席だつた...
林芙美子 「或る女」
...65番は二側目の廊下で...
松本泰 「日蔭の街」
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