...その方は側目(わきめ)もふらず...
芥川龍之介 「邪宗門」
...」三 僕最後に僕の繰り返したいのは僕も亦今後側目(わきめ)もふらずに「話」らしい話のない小説ばかり作るつもりはないと云ふことである...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...しかし彼女は側目(わきめ)も振らずに(しかも僕に見られてゐることをはつきり承知してゐながら)矢張(やは)り毬(まり)をつき続けてゐた...
芥川龍之介 「本所両国」
...側目も振らず上つて行く...
石川啄木 「病院の窓」
...相変らず夜は縄をない昼は山刈りと土肥作りとに側目(わきめ)も振らない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...側目もふらないで...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...側目(わきめ)も振らず...
薄田泣菫 「茶話」
...今までは生活の不如意に堪えながら側目(わきめ)もふらずに努力の一路を進んで来たのが...
寺田寅彦 「柿の種」
...そうして側目(わきめ)も振らずにいきなり電車へ飛び込んでしまった...
寺田寅彦 「まじょりか皿」
...側目もふらずに突進することは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...側目もふらずに突進することは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...側目(わきめ)もふらず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...側目(わきめ)もふらず稼(かせ)いでいるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...それからまた側目(わきめ)もふらず昨日のつづき...
中里介山 「大菩薩峠」
...二丁目の四側目の石垣の...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...わめくかと側目(そばめ)づかいで行子の顔を見ていたが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...側目には少くとも...
堀辰雄 「「神々のへど」」
...鉋(かんな)に削(か)けてゆくように痩せてゆくのを側目(はため)に見ても...
吉川英治 「親鸞」
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