...宗教――健全なる霊生活――には...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...健のその態度(やうす)をそれとなく見てゐた...
石川啄木 「足跡」
...尊厳なる健闘の人たるは実に其生存の最高の意義...
石川啄木 「渋民村より」
...健康な少年時代といふものは過ぎ去つた出来事から解放されようとする本能がありますからね...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...健たちが通りすぎるのを待って...
壺井栄 「大根の葉」
...しかしもしも万一これら質的研究の十中の一から生まれうべき健全なるものの萌芽(ほうが)が以上に仮想したような学風のあらしに吹きちぎられてしまうような事があり...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...但だ其の組織の果して健全なる発達を遂げ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...どんな際なんだい」「剛健な趣味を養成するための旅行だから……」「そんな旅行なのかい...
夏目漱石 「二百十日」
...だけど御蔭様でこう遣って毎日牛乳も飲んでるし……」健三は些少(さしょう)ながら月々いくらかの小遣を姉に遣(や)る事を忘れなかったのである...
夏目漱石 「道草」
...今後とも互に不実不人情に相成ざるよう心掛たくと存(ぞんじ)候」健三には意味も論理(ロジック)も能(よ)く解らなかった...
夏目漱石 「道草」
...長男の健一は水泳の選手で...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...あの方の健康はもうすつかり衰(おとろ)へておしまひになつたさうです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...健康な多産的な気候の中に暮していて...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...必要上一番健康に作られているのです...
柳宗悦 「民藝の性質」
...今は退隠されてなお健在...
山本笑月 「明治世相百話」
...私らの苦痛がも早や何の問題でもない地点にいられる軍隊のような健康さに...
横光利一 「夜の靴」
...羨むべき境遇と健康と年歯(ねんし)である...
吉川英治 「随筆 新平家」
...人斬(ひとき)り健吉(けんきち)一しがらき茶屋の奥に...
吉川英治 「松のや露八」
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