...どうも体は健康なやうには思はれるが...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...此頃の健には些とも作詩の興がなかつた...
石川啄木 「足跡」
...山の人もその健脚に驚いてゐた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...僕がこの健康道場にはいったのには...
太宰治 「パンドラの匣」
...ただし彼によっては個人的自由は却ってこの健全な人間理性によって否定されるべきものではあるのだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自然に反した陰鬱(いんうつ)な不健全なその生活――中流社会が婢僕(ひぼく)に課している普通の生活――を見て取った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...文化の普及者たる民衆は強健なる民衆でなければならない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...男の健三には手の着けようがなかった...
夏目漱石 「道草」
...健三の心はかえって昔の関係上多少の金を彼に遣(や)る方に傾いていた...
夏目漱石 「道草」
...品川信健が、「若松実業新聞」の社説で、金五郎を賞讃した...
火野葦平 「花と龍」
...お父さんは御健在ですか...
北條民雄 「間木老人」
...メリヘイブン邸宅では頑健(がんけん)そのものに見えましたが」そこでくじいたんだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...それにたえぬものがあるのが所謂作家でない作家の感情の健全さではないかと思うの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うちの健啖之助は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...久しく都会の喧騒の中に居た物が俄に美しい海辺に遊ぶ身となつたのだから吾身も心も段々と健康になつて行つた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...己れの健康がどれほどもどうもなっていないのを喜ばしげに顔の上にあらわした...
室生犀星 「しゃりこうべ」
...自分は健康である...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...体つきはかえって剛健にできているが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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