...電車の線路一つへだてた中西屋(なかにしや)の前の停留場へ落しました...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...停車場の直ぐ前ときいてゐましたけれども...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...此ノ状ヲ驚察(警察?)ニ提出スルモ可ナリ、我等ハ化学ニ基キ最新ノ方術ニ依ツテ行フ驚察等云フ名誉心ニ駆ラレテ暗闇ヲ物トモセザル愚鈍者ノ群ヨリ我党ガ数段レーベル高キヲ知レ、外出ニ、電車汽車内ニ、往所ニ停車場ニ、旅行中ニ宿屋下宿屋ノ女中ニ番頭ニ、更ニ同宿セシモノニ注意スルモ可ナリ、注意セザルモ可ナリ、ソレ等ノ行動ガスベテ徒労ニ了ルモノナレバナリ...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一三年六月号)」
...樺はその繁殖を停止してしまふ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そこで帆村はぴたりと足を停めた...
海野十三 「地獄の使者」
...崖(がけ)をおりて停車場のほうへ行く道ばたには清らかな小流れが音を立てて流れていた...
寺田寅彦 「写生紀行」
...停車場の右も左も隧道(とんねる)になって居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...工業を資本の要求によって歪曲し停滞させ非能率化する...
戸坂潤 「読書法」
...定めの停留場に着くと...
永井荷風 「深川の唄」
...唯時々停車場の機關車がぴゆうと鳴つてどろ/\と遠く響くのみである...
長塚節 「開業醫」
...日ソ停戦協定成る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そのロッジの前に停まるのを聞いた...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...天井がない待合で二百円上海のやうな値段で芸者買どの花街(しま)も哀れやいつ建つ草の波行く前に三百円は小料理屋見番の骨ばかり出来あかざ草下肥の匂ひこれが東京柳橋おごりなら泊るあしたは外食券入口は喫茶、小待合は奥三味線は郊外(こうがい)できくものになり帰りがコワイと三人で向島水神は目ざせど電車でさとごころ米の値(ね)にふれて遊びの枕許氷屋の配達に似た客二人カストリが青大将のような匂いでハバを利かせ(残念ながら私も飲んだが)、停電が続き、は境い期にお米でビクビクしていた昭和二十一、二年の花街があまりにも如実ではないか...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...太陽天に停(とど)まって動かぬと信ぜらるる日を択(えら)び...
南方熊楠 「十二支考」
...叫ぶ)いま出たばかりの三州屋早刷り瓦版! (チョッと足のあがきを小さくして立停ったふうになり)版でおこした墨がまだ乾き上っていねえというしろものだ! 一枚三文...
三好十郎 「斬られの仙太」
...そうすると必ず五百(いお)が調停に往(ゆ)かなくてはならなかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そこに立ち停るのだった...
横光利一 「旅愁」
...北京停車場の一号プラット・ホームに南京発列車が到着すると...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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