...斯くは穏便に言ひ做ししなるべし...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...雑誌「明星」同人は諸公を以て便宜主義者と做す...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...此の樫の木は殆んど九百年位生きてゐるものと看做(みな)されてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...また判斷を下すにあたつて更に大きな健全性と叡智とが存しないと看做されてゐるのであります...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...すべての人によって極めて明証的でまた確実なものとも看做(みな)されておりますとはいうものの...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これはとりわけかの外来のものと私の見做すところの観念のうちに数えらるべきものであるが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...対象は常に方法を否定する(常に対象が方法を規定するかのように思い做す実在論は茲にその必然性を享ける)...
戸坂潤 「科学方法論」
...スパイと見做されるかも知れない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...極めて独断的な想定だと見做される(なぜそんなものをカントが持ち出したか気が知れないと考える...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...それは心理学によってこのような心理的現象と見做されるもの――それが終局に於て心理的であるのか無いのか私自身はまだ何処にも決めていない――に対する...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...それに做ったものである...
豊島与志雄 「化生のもの」
...天下の凡眼はこれらの知識巨匠をもって昏睡仮死(こんすいかし)の庸人(ようじん)と見做(みな)して無用の長物とか穀潰(ごくつぶ)しとか入らざる誹謗(ひぼう)の声を立てるのである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...愛らしい女の人に對する觀念を單なる夢と見做しはじめてゐたので)...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...大谷が間に立って取做(とりな)しかけた縁談は...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...そこには思い做(な)しか...
松本泰 「日蔭の街」
...自我は初めて對象界の構成者と看做されることができるであらう...
三木清 「認識論」
...然し彼がそれを第二次的なものと見做したのは...
三木清 「歴史哲學」
...做(な)し得らるるであろうか...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
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