...雑誌「明星」同人は諸公を以て便宜主義者と做す...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...日本人はあまり酒をのまぬ民族と看做(みな)してよかろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...悉(ことごと)く真正妥当にして最もよく真理に適(かな)えるものと做(な)す...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...之と矛盾することを誤と見做すの外に致し方はない...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...一種の遊び事ででもあるかのようにさえ見做(みな)されたのである...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...これはとりわけかの外来のものと私の見做すところの観念のうちに数えらるべきものであるが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...又主観が世界を空間の内にあるかのように見做すのでもない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...時の陸相荒木大将と呼応して大いに名を挙げた農村主義者のファシストとも見做していい後藤農相が...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...文芸評論の新しい領域に先鞭をつけたものと見做してよい...
戸坂潤 「読書法」
...絶えず其の脅かす所となるものゝ如くに見做されたり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...忌憚なく言えば、中国は一種の泥沼であって、そこに足を踏みこんだらもう足掻きがとれないと、看做されている...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...何かしら滑稽だとばかりは見做せないもののあるのを感じた...
豊島与志雄 「変な男」
...すぐに悪人のごとく思い做(な)した...
新渡戸稲造 「自警録」
...この点において意味があると見做され...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...そして「其思想を口実にして他に之れを見做(みなら)ふものがあつたら罪悪は罪悪を産むではないか」と云ひました...
原田皐月 「獄中の女より男に」
...故に一口に教育と呼び做(な)せども...
福沢諭吉 「家庭習慣の教えを論ず」
...あの虚無主義者と看做(みな)されている主人公の医学生に賛同しているというので...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...それが誇大に言ひ做(な)され...
森鴎外 「椙原品」
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