...彼は偏固な性格で、自分の考えを曲げない...
...彼女は偏固的に自分の美意識にこだわる...
...彼の偏固な態度に周りが呆れた...
...女性の社会進出を阻む偏固な価値観がまだ根強く残っている...
...彼は偏固な保守主義者であることを公言している...
...文壇的には狭量偏固な鎖港攘夷党であっても...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...随(したが)って少年時代から魏叔子や陸宣公で培(つちか)われた頭は露西亜の文学の近代的気分に触れてもその中に盛られた自由思想を容れるには余りに偏固になり過ぎていた...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...そこから偏固な宗派心が彼らの間に養われて来た...
津田左右吉 「〔『支那思想と日本』初版〕まえがき」
...板垣伯は兩面ある人物なり外は粗放磊落なるに似て内は反つて細心多疑外は直情徑行なるに似て内は反つて險怪隱密外は剛愎偏固なるに似て内は反つて温柔滑脱常に赤誠を口にして善く慷慨すれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...板垣伯は両面ある人物なり外は粗放磊落なるに似て内は反つて細心多疑外は直情径行なるに似て内は反つて険怪隠密外は剛愎偏固なるに似て内は反つて温柔滑脱常に赤誠を口にして善く慷慨すれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...どうも人間に聊(いささ)か偏固な欠点がある...
中里介山 「法然行伝」
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