...そしてなによりの偉観は室の中央に聳(そび)え立つ幅のせまい螺旋(らせん)階段であった...
海野十三 「階段」
...大雪山の有する一大偉観なりといいても可也...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...大鳥居からまつすぐに四、五町のあひだ幾百年をへた老木が天に逆らふ巨怪のごとく逞しい枝を撓め伸ばして風と揉合つてるさまはまことに壮観であり、偉観である...
中勘助 「府中のけやき」
...三宅坂の元参謀本部跡の分室の閲覧室の一つの偉観となっているのである...
中井正一 「国会図書館のこのごろ」
...「しかし物も極度に達しますと偉観には相違ございませんが何となく怖(おそろ)しくて近づき難いものであります...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...新にひらかれた八間道路は前橋市の一偉観である...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...その偉観壮大を絶叫するの日が往々にある...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...七十四個の一升桝はなかなかの壮観であり偉観だった...
正岡容 「圓太郎馬車」
...実に偉観なりと謂わねばならぬ...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...形容を絶する偉観...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...素晴らしい偉観を呈するのがあります...
夢野久作 「鼻の表現」
...顧(かえり)みれば安土の城頭の巍然(ぎぜん)たる金碧(こんぺき)もまさに天下布武(ふぶ)そのままの偉観(いかん)ではあったが...
吉川英治 「黒田如水」
...なかなか偉観だな」対岸にある袁紹は...
吉川英治 「三国志」
...漢水の一支流)の偉観が前に横たわっている...
吉川英治 「三国志」
...曠世(こうせい)の偉観といっても過言ではありません...
吉川英治 「三国志」
...天下の群雄を駕御(がぎょ)するに足る偉観をこれに持たしめねばならん...
吉川英治 「新書太閤記」
...天正十三年の日本の偉観であり...
吉川英治 「新書太閤記」
...やがて千四百年前の中央アジアの偉観がわれわれの前に展開してくるであろう...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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