...彼等は少なくとも今の独逸人よりは偉大なり...
石川啄木 「閑天地」
...作者の包蔵する信念が直ちに私の肺腑の琴線を衝(つ)いたのであると信じて作者の偉大なる力を深く感得した...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...まるでスクリーンで偉大な恋人と言われている下等な小男のデイゴーででもあるかのように騒ぎ立てるにきまつてる...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...そうして何かある特殊な偉大な価値が実在するかのように錯覚を起す...
辻潤 「錯覚自我説」
...アングロサキソン人種をして眞に偉大なる國民たらしめたる...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...いったい懺悔(ざんげ)というものは偉大なる聖秘礼でございます...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ベートーヴェンやワグナーなどの偉大な魂から流れ出る...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ローマのフェルミが米国へ渡っているという話だから」「とにかく偉大な発明だねえ...
永井隆 「長崎の鐘」
...女達をば摘むでせう!※おゝ偉大なるアリアドネ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...偉大な発見ではあるが...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...人生の第一義は道義にありとの命題を脳裏(のうり)に樹立するが故(ゆえ)に偉大なのである...
夏目漱石 「虞美人草」
...これまでに発見された痕跡は偉大な医学体系がこの考えをもって浸透していることを誤りなくさし示している...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...偉大な哲学者バークリー博士は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...私はパデレフスキーの偉大なピアノの芸術に感動すると共に...
三浦環 「お蝶夫人」
...偉大な作曲家たちの精神のなかで...
宮本百合子 「音楽の民族性と諷刺」
...偉大なる断篇(トルソー)としてつかんで居て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...古人の面影のある霊魂・もし運命が許したなら学問研究によってその豊富な天性をますます富まし偉大な功績をのこしたであろう霊魂・であった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...偉大なるエレオノラ・デュウゼ...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
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