...しかし偉大なる露西亜の胡瓜はそう云う浅薄な色ではない...
芥川龍之介 「不思議な島」
...偉大なる煙筒(えんとつ)のごとき煙の柱が...
泉鏡花 「瓜の涙」
...彼は偉大なのらくら者...
太宰治 「虚構の春」
...先生が果して彼(あの)偉大なトルストイと熟された乎...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...いかにして偉大なる帝国は生ずることを得たるか...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...それらの偉大なキリスト教徒らはたえず受けるにもかかわらず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は世界を開放せしむる偉大なる一七八九年七月十四日を持っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...偉大なルーベンスの画の方にむけたままのその死顔(しにがお)は...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...女達をば摘むでせう!※おゝ偉大なるアリアドネ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...忽然(こつぜん)として生を変じて死となすが故に偉大なのである...
夏目漱石 「虞美人草」
...我ら新時代の青年は偉大なる心の自由を説かねばならぬ時運に際会したと信ずる...
夏目漱石 「三四郎」
...そして書籍の中でも偉大なる人々が心血を傾け尽して書いたものを顧みることは...
三木清 「語られざる哲学」
...偉大なものが通常となる時期ではないであろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...個人に立ち止まるかぎり彼らは偉大な作家となることはできぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...また偉大な人の作だという意味でもない...
柳宗悦 「工藝の道」
...まして偉大な個性を...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...あまり偉大な人が生まれて来ないという事実は...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
...やはり偉大なところがあるのだと思わずにいられなかった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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