...偉大な芸術などは作らずとも満足すると書いてゐる...
芥川龍之介 「闇中問答」
...(尤も時には偉大なる片輪に敬服することもない訳ではない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...その成効力の余りに偉大な為めに...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...世にも恐ろしい勢で地軸と共に落込んでゆく暗転の前の畏怖(おそれ)をもつて偉大なる殿堂は傾いてゆく...
上里春生 「傾ける殿堂」
...六尺近い偉大な体躯をゆらり/\と運ばせる様子が...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...私は偉大なる空間からこそこそ隠れて...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...実現することは偉大なことであると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...偉大なる楽詩人シュピッテラーの巨人族的叙事詩やオリンポス的光輝...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は夢想して自ら偉大なることを感じ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは微小にして同時に偉大なる一群の精神である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...偉大なる「力」の主張者であつた...
夏目漱石 「点頭録」
...また大思想を扱つた最も偉大な書物の一つとして...
平田禿木 「趣味としての読書」
...ひとに呼びかけるといつたところが偉大な哲學には含まれてゐるやうである...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...この地球上にまだ偉大な事業をする余地がある...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あの偉大なアレクサンドロスの後継者であるマケドニアの諸王の中にも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ひと様の・しかも非常に力のある・はなはだ偉大な・脳みそを受け入れるには...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...右のごとき言葉を平然として口にしている偉大な教師に成長することはできないであろう...
和辻哲郎 「孔子」
...しかし偉大な表現はただ偉大な内生あって初めて可能になるのである...
和辻哲郎 「創作の心理について」
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