...一層(いつそう)腕を上げたテイルデンはまことに偉大なる選手である...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...偉大な屋根の堂々たる曲線...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...米国にもかのアブラハム・リンコルンというが如き偉大なる人格が出現して...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...勲章をブラ下げた将軍や偉大なる発明家達が...
大阪圭吉 「三狂人」
...偉大な伯爵が、浅ましくも落ちぶれたからとて、その政敵があんな近くに陣取って嘲弄の凱歌を聞かせようというのか? 胸糞の悪い! それを聞き、ラレイはむっと黙りこんだまま、そこを退いた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...偉大なる傑作といふものは...
高田保 「貸家を探す話」
...どんな関係があるんだ」ゲルシュニはロシアのテロリストの偉大な指導者である...
高見順 「いやな感じ」
...偉大なる芸術は生れないのだ...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...あとの人間はどうなるのだ? そうした偉大な人々の耐え忍んだことを...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...我は言行共に壮快偉大なる政治家たるを望む...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...あの偉大な神秘なある物に心も頭もすっかり投じてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分より偉大な何者かの手にすがってるような気がしていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ふざけたるものが急に襟(えり)を正すから偉大なのである...
夏目漱石 「虞美人草」
...夫子(ふうし)自身は偉大な暗闇だ」「どうかして...
夏目漱石 「三四郎」
...何が何やら見当のつかない弁慶の小助の偉大な肉塊(にっかい)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ひよつとしたら後世の偉大なる社會科學者のヒントになるかもわからないと存じまして...
吉川英治 「折々の記」
...偉大な矛(ほこ)を横たえて...
吉川英治 「三国志」
...そうなるとこの偉大な五六年間の飛鳥の京は非常に注目すべきものとなるであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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