...この一句を「法身偈(ほっしんげ)」または「縁起偈(えんぎげ)」などといっていますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...禅師はそれに四句の偈を留(とど)めた...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...金山寺の法海禅師の言った偈の句が浮んできた...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...「宝塔偈」と「発願」とを誦し終りました...
豊島与志雄 「霊感」
...最初の開経偈と最後の宝塔偈との間に...
豊島与志雄 「霊感」
...第十の秘密荘厳心(ひみつしょうごんしん)は真言宗でございます」と云って弘法大師の十住心論のはじめ異生羝羊心(いしょうていようしん)から終りの秘密荘厳心まで一々その偈(げ)を誦して道理を述べ...
中里介山 「法然行伝」
...婆羅門(バラモン)大師の半偈(はんげ)の経とやら...
林芙美子 「新版 放浪記」
...諸比丘を戒めた偈(げ)に...
南方熊楠 「十二支考」
...さて珍な事はインドの『委陀(ヴェーダ)』に雷神帝釈(たいしゃく)を祈る偈(げ)あり「帝釈よ...
南方熊楠 「十二支考」
...件(くだん)の偈は牝鶏が卵を雷に破らるるを惧(おそ)れて唱うるようにも...
南方熊楠 「十二支考」
...合掌して恭(うやうや)しく敬礼すべしと偈(げ)を説き...
南方熊楠 「十二支考」
...最後に世尊大盧遮那如來即説レ偈曰...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...正信偈を唱へつつ皇居の四方を練りありきぬ...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...最期の一偈(げ)をふるえる手に書き終るとともに息をひきとったという...
吉川英治 「上杉謙信」
...彼らの往生(おうじょう)の偈(げ)を...
吉川英治 「私本太平記」
...偈(げ)のあとを...
吉川英治 「新書太閤記」
...大喝(だいかつ)で偈(げ)をとなえた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...というような偈棒(かつぼう)をくらわす...
吉川英治 「親鸞聖人について」
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