...その文に引いてある僧の空海著「性靈集」にあると云ふ寒林獨座草堂曉 三寳之聲聞二一鳥一一鳥有レ聲人有レ心 性心雲水倶了々といふ詩偈もさすがに大師の凡人ならぬ心境を傳へ...
今井邦子 「佛法僧」
...その臨終の遺偈(いげ)は...
高神覚昇 「般若心経講義」
...四句の偈(げ)等を受持し...
高神覚昇 「般若心経講義」
...金山寺の法海禅師の云った偈の句が浮んで来た...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...新“風来居”の記“無事心頭情自寂無心事上境都如”(自警偈)十二月十六日 (晴)高橋さんの内(ママ)へ行たり高橋さんが来たりで...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...最初の開経偈と最後の宝塔偈との間に...
豊島与志雄 「霊感」
...それは論の中にも偈頌と長行とがある...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...先づ短い四句偈・八句偈・十句偈があつて...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...安禅必不須山水(あんぜんかならずしもさんすいをもちゐず)滅却心頭火自涼(しんとうめつきやくひもおのづからすずし)の偈(げ)を唱えて火中に入定(にゅうじょう)したというような話は...
中里介山 「大菩薩峠」
...立派な辞世の句だの偈だのを残して帰するが如くに逝った例は...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...仙人食い終って偈(げ)を説き...
南方熊楠 「十二支考」
...時に空中に天あり偈(げ)を説いていわく...
南方熊楠 「十二支考」
...その時諸天偈(げ)を説いて曰く...
南方熊楠 「十二支考」
...利休の遺偈(ゆいげ)なるものはなかなかやかましく...
柳宗悦 「民藝四十年」
...何とそれが他人の遺偈からの剽窃(ひょうせつ)である事が判(わか)りがっかりする...
柳宗悦 「民藝四十年」
...たくましい一篇の偈(げ)を留(とど)めて円寂(えんじゃく)し...
柳田国男 「山の人生」
...「……普門品念彼偈(ふもんぼんねんぴげ)(観音経)の一句一句を...
吉川英治 「私本太平記」
...一偈(いちげ)を唱えた...
吉川英治 「新書太閤記」
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