...その文に引いてある僧の空海著「性靈集」にあると云ふ寒林獨座草堂曉 三寳之聲聞二一鳥一一鳥有レ聲人有レ心 性心雲水倶了々といふ詩偈もさすがに大師の凡人ならぬ心境を傳へ...
今井邦子 「佛法僧」
...しかしその句や偈などが立派であればあるほど...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...正信偈和讃(しょうしんげわさん)と云う小さい赤表紙の宗教書が置いてありました...
林芙美子 「新生の門」
...」〔欄外「救済と伝統」「伝統と邂逅」〕『正信偈』は...
三木清 「親鸞」
...諸比丘を戒めた偈(げ)に...
南方熊楠 「十二支考」
...件(くだん)の偈は牝鶏が卵を雷に破らるるを惧(おそ)れて唱うるようにも...
南方熊楠 「十二支考」
...6105坊主は難有(ありがた)そうに偈(げ)の本に挟んで持つ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...何とそれが他人の遺偈からの剽窃(ひょうせつ)である事が判(わか)りがっかりする...
柳宗悦 「民藝四十年」
...支那の蜀(しょく)の成都に幹利休という人があってこの人の遺偈が左の如くである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...箱の裏に品物への偈(げ)(短い詩句)を書きつけることを始めた...
柳宗悦 「民藝四十年」
...文句の全体は校長にもわかるまいと思うような偈(げ)を...
柳田国男 「雪国の春」
...べつな懐紙へこう辞世の偈(げ)をしたためた...
吉川英治 「私本太平記」
...辞世の偈(げ)をのこして割腹し...
吉川英治 「私本太平記」
...「……普門品念彼偈(ふもんぼんねんぴげ)(観音経)の一句一句を...
吉川英治 「私本太平記」
...いま偈(げ)を叫んだ僧も唸(うめ)いてのたうちまわっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...最期の偈(げ)がそれを天にさけんでいらっしゃる...
吉川英治 「新書太閤記」
...偈辞(げじ)が読まれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...次の一偈(げ)をくだして...
吉川英治 「新・水滸伝」
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