...半偈を聽かむがために身を投げ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...その文に引いてある僧の空海著「性靈集」にあると云ふ寒林獨座草堂曉 三寳之聲聞二一鳥一一鳥有レ聲人有レ心 性心雲水倶了々といふ詩偈もさすがに大師の凡人ならぬ心境を傳へ...
今井邦子 「佛法僧」
...住職は墓前で四誓偈(しせいげ)を誦んだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...私はその臨終の偈(げ)が...
高神覚昇 「般若心経講義」
...こんな味わうべき偈文(ことば)がのこされているのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「雑草」所載の「正信偈一巻」を読んで白船老におそひかゝつた不幸を悲しむ...
種田山頭火 「其中日記」
...最初の開経偈と最後の宝塔偈との間に...
豊島与志雄 「霊感」
...それは論の中にも偈頌と長行とがある...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...第十の秘密荘厳心(ひみつしょうごんしん)は真言宗でございます」と云って弘法大師の十住心論のはじめ異生羝羊心(いしょうていようしん)から終りの秘密荘厳心まで一々その偈(げ)を誦して道理を述べ...
中里介山 「法然行伝」
...」と『正信偈』に頌述している...
三木清 「親鸞」
...牝虎に向いて偈を説いていわく...
南方熊楠 「十二支考」
...諸比丘を戒めた偈(げ)に...
南方熊楠 「十二支考」
...合掌して恭(うやうや)しく敬礼すべしと偈(げ)を説き...
南方熊楠 「十二支考」
...最後に世尊大盧遮那如來即説レ偈曰...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...文句の全体は校長にもわかるまいと思うような偈(げ)を...
柳田国男 「雪国の春」
...次の一偈(げ)をくだして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ですから聖徳太子の夢告の偈(げ)によって...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...というような偈棒(かつぼう)をくらわす...
吉川英治 「親鸞聖人について」
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