...併し人と人とが倫理的關係に於いて立つ限り...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自ら末路を早むる所以なるを知らざる韓廷の擧措吾人は寧ろ愍情に堪へざるものに候◎露國議會の解散 凡露國政府は若し國民議會にして海軍再興費を否決するに於ては斷然解散すべしと各議員を威嚇しつゝある由倫敦電報によりて報ぜられ候若し同案を遂行するとせば十ヶ年間に亘り三億一千九百萬磅を要すべく全國の輿論は全たく之に反對しつゝありと申す事に候...
石川啄木 「雲間寸觀」
...そんな不倫の巷(ちまた)におもむくわけにはいかない...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...倫敦(ロンドン)の春草を踏む我が草履(ぞうり)四月二十八日 朝七時前ハーウツチ港著...
高浜虚子 「五百五十句」
...倫(なみ)の人の住居ではなかった...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...邪宗并に仏法の事人倫を廃せる仏法といえども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ソフィストの倫理的自由説への理論的根拠になっている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...常識のように倫理的乃至審美的ではなくて...
戸坂潤 「思想としての文学」
...氏のこの倫理学に於ける方法に就いては...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...夫婦間の破倫行為が各階級を通じて(農民階級においては特に兵役のために)極めてあり触れた日常茶飯事となっている点である...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...偶然倫敦(ロンドン)の真中でまたぴたりと出喰(でく)わした...
夏目漱石 「永日小品」
...その働きはただ人倫の区域のみに止(とど)まらず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...花の巴里か倫敦か...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...倫敦から三十哩(マイル)程離れた華族の別荘の犬ボーイの口があった...
松本泰 「日蔭の街」
...翌朝倫敦へ着くと...
松本泰 「日蔭の街」
...現在のA夫人は数年前から倫敦(ロンドン)へ別居している...
松本泰 「緑衣の女」
...「責任の倫理」でなければならぬ...
三木清 「哲学入門」
...しかし人倫的合一はどの段階に於ても常に「私」を媒介とする...
和辻哲郎 「鎖国」
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