...)編物に倦きたといふ態(ふう)で...
石川啄木 「札幌」
...ジユウルもエミルも遊び倦きてしまひました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...其のお話は倦きちやつたよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...次々と倦きて行つた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...それにも拘らず、そこらに遊びに来てゐる子供達は、却つてその橋のぐらぐら動くのを面白がつて、わざと欄干の上をわたつたり、ところどころ大穴の明いてゐる橋板を踏み鳴して向うに行つたり、それも倦きて、忽ち裸になつて、その下の綺麗な水にザンブと身を跳らせたりした...
田山録弥 「花束」
...あなたに倦きてくると松本さんを誘惑したり...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...玩具箱をかき廻すのに倦きると...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...内心では倦き倦きしているのだ...
豊島与志雄 「怪異に嫌わる」
...この頃はそれにも倦きてか...
豊島与志雄 「白い朝」
...よくあの二人は倦きないものだと...
豊島与志雄 「立枯れ」
...高みの見物にも倦きた一行が動くけはい...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...川の眺めにも見倦きたやうで...
原民喜 「潮干狩」
...十一月六日(火曜)座へ出ると、間もなく「凸凹」だ、随分長く演ったものだけど、之は倦きない、何しろ受けるから...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...色々話してたので倦きないで宇都宮着...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...芝居はもう倦き/\した...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...すぐ私達を倦きさせるのだ...
堀辰雄 「「文藝林泉」讀後」
...自動車の遊びに倦きたHは...
牧野信一 「秋・二日の話」
...それで通用ししかも其に倦きた当時のフランスの大変動の歴史的本質...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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