...骨董屋の親父が古道具の値ぶみでもしている恰好だった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...出入の骨董屋の値ぶみで卓(しよく)が千円...
薄田泣菫 「茶話」
...乃公(わし)の書に十円といふ値ぶみはどこから附けたね...
薄田泣菫 「茶話」
...閣下の真珠が幾ばくに値ぶみされ候かを...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ぎりぎりの値ぶみをお耳に入るる者にて候...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...いくらに値ぶみされていると思う? きみという人間はすっかり魂ごと買われてしまっているんだから...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...持主と値ぶみをする...
中里介山 「大菩薩峠」
...番頭は目を細めて値ぶみを始めたのか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...人の邸のなかをのぞいて値ぶみをして歩くことは...
林芙美子 「濡れた葦」
...番頭は目を細めて値ぶみを始めたのか...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...我々がこの財宝をよほど安く値ぶみしていたことがわかったのだった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...自分は森林の値ぶみをしたりして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その靴や着物の値ぶみをする...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...馬を値ぶみする時にも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかしどう値ぶみをしても...
山本周五郎 「半之助祝言」
...値ぶみをしたがらくたや古着の類を...
吉川英治 「江戸三国志」
...人品もずっと立派だし――などと彼は義貞をより高く値ぶみしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...また『古今』の歌がかつて高く値ぶみされたのは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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