...いい學者のほんとの値うちのよくわからない人にちがひない...
會津八一 「大學とその總長」
...「これは十五円出した値うちがあったぞ...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...無用の他になんの値うちもない伯父とのつながりを断ち切ることに心をきめ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...一文の値うちもなくなったんだよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...びた一文の値うちもありゃしないんだ! われわれは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...ひとりひとりの人間の値うちを尊ぶというのが...
中谷宇吉郎 「鉛筆のしん」
...何時(いつ)の日か金の値うちがなくなり...
林芙美子 「田舎がえり」
...想像の値うちのことでした...
久生十蘭 「あなたも私も」
...値うちも無いくせに...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...あの松一本でも千円の値うちがあるなんて云ってましたけれど...
水上滝太郎 「果樹」
...もっともひくい所から人間の値うちが証明されてくる――その点からさえも彼等が落第であるということを選挙直前のもっとも適切なときに自分から証明したものです...
宮本百合子 「泉山問題について」
...インガがドミトリーと暮している階級的な値うちもある筈だった...
宮本百合子 「「インガ」」
...時間をかけてみればみる程値うちが迫って来ると云う話をきき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本質的にはああいう詩の十篇より永もちのする値うちがこもって居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたくしや寒笑などは今日のおめぐみを受ける値うちもない人間です...
山本周五郎 「新潮記」
...それでその人の値うちもきまる」「…………」「そなたはまだ浅春(せんしゅん)の蕾(つぼみ)だ...
吉川英治 「私本太平記」
...そこに値うちがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...その首は一倍値うちがあったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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