...最近予(よ)が本多子爵(ほんだししやく)(仮名)から借覧する事を得た...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...その珍本の借覧を申込むだ...
薄田泣菫 「茶話」
...買ったり借覧したりして見ると...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...右の写本の借覧を乞うたところ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...飲みすごしても、層雲を借覧して、句稿整理することは忘れなかつた、句は酒と共に私の生命の糧である...
種田山頭火 「行乞記」
...館の蔵書を借覧する事の出来る独看席というが設けてあったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それを借覧することが出来るので頗る都合がよかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...国主大名将軍といえども借覧のかなわないものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...当時の関係記録を借覧することが出来た...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...借覧にても事済み...
宮武外骨 「骨董品化した古珍書」
...わたくしに借覧を許した先祖書は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは借覧した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...竹柏園文庫(ちくはくえんぶんこ)の『和漢船用集』を借覧するに...
森鴎外 「高瀬舟縁起」
...銕太郎が老中の某侯から借覧し...
山本周五郎 「薊」
...私はその一本を長く借覧中...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...宮中の秘庫(ひこ)につたわる貴重な文書(もんじょ)や書籍の借覧(しゃくらん)まで熱心に願い出ていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...秘府(ひふ)の御書さえ借覧をねがい出るほどであるから...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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