...右七箇年の間夜白(よるひる)尽精相勤候付国中之仕置(しおき)大方相調百姓至迄富貴に罷成候儀乍憚非独力哉と存候依之根気疲果候且復老衰〔難〕致勤仕時節到来候故断申候哀憐愍被思召赦免可被下候左候而幸に二三年も存命〔中略〕候はゞ本望不可過之存候縦拾年弐拾年相勤候人も僅此中之七箇年には不可勝候頃日内証方より右断之段申上候処先以被召留候〔通〕返事被下候此趣を以而宜敷様願存候以上と申しました...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...ともかくすごし居り候今宵は松葉の土手と申すを下りて渡船にのりて月を觀候 なみ/\の旅ならねば落人の身の上いとゞ悲しく候これは殘少き眞間のもみぢに候 處の名とは申ながら※ましく候鬼共の都にて立騷ぎ候姿 目に見えておもひ候やうに眠られず候この先いかゞ成行くべきかみづからも知らず候人のもとへ今日申遣はし候ことあり 其模樣次第にて委しくは可申候十日夜この手紙は齋藤緑雨から樋口一葉に宛てたものである...
伊庭心猿 「緑雨と一葉」
...こゝにをられ候人々こそよき証人(しようにん)なれといひつゝ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...右迂巷と申す人は先般来突然知己に相成候人なるが...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...昵近の祗候人の中...
太宰治 「右大臣実朝」
...人材と彼らが目し候人に...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この遊歴中に頭を下げ候人は村田一人にてこれ有りたる由に伝え承りおり候...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...春水と其作品とに就きては江戸文學專攻家を以て任じ居候人々も一向問題に致さず...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...其外存候人へ御致声(ごちせい)宜奉願上候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...凡私を存候人々へ宜奉願上候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「大塔ノ宮の候人(こうじん)...
吉川英治 「私本太平記」
...大塔ノ宮の候人(こうじん)...
吉川英治 「私本太平記」
...宮の候人(こうじん)...
吉川英治 「私本太平記」
...大塔ノ宮の候人(こうじん)と称する年配の武者と顔見あわせて...
吉川英治 「私本太平記」
...わけて宮の候人(こうじん)といえば...
吉川英治 「私本太平記」
...すぐ宮の候人(こうじん)殿(でん)ノ法印(ほういん)どのまで...
吉川英治 「私本太平記」
...宮の候人(こうじん)殿(でん)ノ法印(ほういん)以下随参の供四十余名の猛者(もさ)などは...
吉川英治 「私本太平記」
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