...機織(はたお)り乃至(ないし)賃仕事など致し候うて...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...」と申し、私のみならず、私下男足下にも、手をつき候うて、頻(しきり)に頼み入り候へども、人力にては如何とも致し難き儀に候へば、心得違ひ致さざる様、呉れ呉れも、申し諭(さと)し、煎薬三貼(さんでふ)差し置き候上、折からの雨止みを幸(さいはひ)、立ち帰らんと致し候所、篠、私袂(たもと)にすがりつき候うて離れ申さず、何やら申さんとする気色(けしき)にて、唇(くちびる)を動かし候へども、一言も申し果てざる中に、見る見る面色変り、忽(たちまち)、其場に悶絶致し候...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...はずかしき次第に候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...胸の痛みたえがたき思い致し候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...仰せにしたがい成るべく決定を延ばし可申(もうすべく)候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...学校を初め御改政の諸事愚存御座候えども政府の御基本相立ち候うえ御取興(とりおこ)しのことと存じ奉り候...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...遠近より馬市に来たる者群り候うち...
中里介山 「大菩薩峠」
...「心得て候う」とばかり...
吉川英治 「三国志」
...「心得て候う」とばかり...
吉川英治 「三国志」
...一人もあるまじきにて候う...
吉川英治 「私本太平記」
...「こころえて候う」と...
吉川英治 「私本太平記」
...「心得て候う」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...厳に鈴鹿口を堅めて候う)折も折だったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお続々南下中に相見え候う)これらの報告を綜合して...
吉川英治 「新書太閤記」
...不審にて候う」と聞くや...
吉川英治 「新書太閤記」
...――生きて生きて生きぬかん所存にてありしにて候う...
吉川英治 「新書太閤記」
...おことばには候うが...
吉川英治 「親鸞」
...さる人の歌になかなかに人里ちかくなりにけりあまりに山の奥をたづねて近頃おもしろく覚え候うて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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