...機織(はたお)り乃至(ないし)賃仕事など致し候うて...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...泥烏須如来(でうすによらい)より難有(ありがた)きもの無しなど申し候うて...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...娘里(さと)を掻き抱き候うて...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...あおいで消す必要はなかるべく候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...はずかしき次第に候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...いずれにしても平凡人のせつなさに候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...僕は長男にして家には財産(ざいさん)と申すは少しばかりより無之(これなき)身(み)に候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...ようやくにして悲しさ申しわけなさに泣き申し候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...一思いに退学しようと思ってもこんな事をいわれれば未練(みれん)が残り候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...胸の痛みたえがたき思い致し候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...先生のお手紙を見ると先生は僕の意味するところからいっそう高い事について話し被下候(くだされそうろ)うゆえついに僕の心も開かれてしまい候う...
伊藤左千夫 「廃める」
...その余は諸侯賢名相聞こえ候うえ追々に御登用...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...われら斯(か)くの如き愉快なる旅をつづけ居り候うちにも常に心にかかり候はこの事のみに候...
中里介山 「大菩薩峠」
...前年さし上候うたは御届被下候覧と奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...尻餅をお搗(つ)きなされ候う程ぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...徐々南進中に候う」また...
吉川英治 「新書太閤記」
...この河内にて候う...
吉川英治 「新書太閤記」
...おことばには候うが...
吉川英治 「親鸞」
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