...位置の見計らいなど倔托しながらながめているうち...
伊藤左千夫 「浅草詣」
...丈高く倔強の若者(well grown)と見ゆるに(though)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...倔強(くきやう)の勇士なほ聞きて其心肝を冷やすべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その神速の脚により賞を儲けし倔強の良馬揃へて十二頭...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アキルリュウスの倔強の心容易(たやす)く服すべく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人目を忍ぶに倔強な此家を己(わ)が不断(ふだん)の住家にした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...倔強(くっきょう)な田舎者らしい骨格をしながら色の少し蒼(あお)い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...黒紋付木綿の綿入に袴(はかま)を穿(は)いた倔強(くっきょう)な若い男が六人...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この崖と坂との佶倔(きっくつ)なる風景を以て...
永井荷風 「日和下駄」
...そうだろう」出し抜けに呼びかけられた若者は倔強(くっきょう)な頸筋(くびすじ)を曲げてちょっとこっちを見た...
夏目漱石 「明暗」
...見ると制帽をつけた十八九になる倔強(くっきょう)な奴が一人...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...平岡巡査らは倔強(くっきょう)の剛力を引率し...
野中到 「寒中滞岳記」
...いずれも倔強(くっきょう)な連中ばかりであった...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...佶倔牙(きっくつごうが)だ...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...倔強(くっきょう)な体躯に...
吉川英治 「江戸三国志」
...吉宗の弓馬の相手に近ごろ選び出された倔強(くっきょう)の者たちでした...
吉川英治 「江戸三国志」
...そのほか倔強な旗本七名でした...
吉川英治 「江戸三国志」
...佶倔(きつくつ)たる石南樹の躰(たい)を遮(さへぎ)るあり...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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