...位置の見計らいなど倔托しながらながめているうち...
伊藤左千夫 「浅草詣」
...――相手は五人の倔強で敏捷な水夫たちだから...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...倔強(くきやう)の勇士なほ聞きて其心肝を冷やすべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...倔強の 155勇士を汝塵中に斃したること幾何ぞ』しかく宣んして單蹄の馬を返して戰場を後に逃ぐればトロイアの軍勢並にヘクトール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その神速の脚により賞を儲けし倔強の良馬揃へて十二頭...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 265懸賞得たる倔強の良馬揃へて十二頭...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人目を忍ぶに倔強な此家を己(わ)が不断(ふだん)の住家にした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...倔強(くっきょう)な田舎者らしい骨格をしながら色の少し蒼(あお)い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この訳文甚(はなはだ)佶倔(きっくつ)にして作品の説明簡略なるがため当時の会場を記憶せざるものにはこれらの賛辞のいかなる板画についてなされたるや明かに知る由なし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...見ると制帽をつけた十八九になる倔強(くっきょう)な奴が一人...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...平岡巡査らは倔強(くっきょう)の剛力を引率し...
野中到 「寒中滞岳記」
...いずれも倔強(くっきょう)な連中ばかりであった...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...佶倔牙(きっくつごうが)だ...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...倔強(くっきょう)な体躯に...
吉川英治 「江戸三国志」
...吉宗の弓馬の相手に近ごろ選び出された倔強(くっきょう)の者たちでした...
吉川英治 「江戸三国志」
...そのほか倔強な旗本七名でした...
吉川英治 「江戸三国志」
...品物を運び出すには実に倔強(くっきょう)の場所であった...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...佶倔(きつくつ)たる石南樹の躰(たい)を遮(さへぎ)るあり...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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