...彼が失業してから、家族は倒潰状態になっている...
...あの会社は激しい競争に勝てず、倒潰した...
...あのビルの建設費が予算を大幅にオーバーし、会社は倒潰寸前だった...
...取引先からの不払いが続き、小さな事業者たちは次々と倒潰していく...
...昨夜、ドライブスルーのラーメン屋が深夜にてんやわんやで、店員たちは倒潰しそうだった...
...土臭を厭へる貴族や富豪の重量の為に倒潰したのである...
石川三四郎 「土民生活」
...煙突(えんとつ)等(とう)の倒潰(とうかい)し來(きた)る虞(おそれ)ある區域(くいき)から遠(とほ)ざかること...
今村明恒 「地震の話」
...もし家屋(かおく)が倒潰(とうかい)したならば却(かへ)つて其(その)ために壓伏(あつぷく)されるような危險(きけん)はなきか...
今村明恒 「地震の話」
...まだ出(で)きらない内(うち)に家屋(かおく)倒潰(とうかい)し...
今村明恒 「地震の話」
...田根小學校の教室倒潰圖(ず)は明治四十二年(めいじしじゆうにねん)八月十四日(はちがつじゆうよつか)姉川大地震(あねがはだいぢしん)に於(おい)て倒潰(とうかい)の憂(う)き目(め)を見(み)た...
今村明恒 「地震の話」
...煙突(えんとつ)などの倒潰物(とうかいぶつ)は致命傷(ちめいしよう)を與(あた)へる事(こと)もあるからである...
今村明恒 「地震の話」
...倒潰家屋(とうかいかおく)を生(しよう)ずる區域(くえき)が數箇(すうこ)の國(くに)や縣(けん)に亙(わた)ることもあり...
今村明恒 「地震の話」
...傳一郎君(でんいちろうくん)は倒潰家屋内(とうかいかおくない)に踏(ふ)み留(とゞ)まり...
今村明恒 「地震の話」
...この家が倒潰(とうかい)しはしないかと云う危険はさっきから感じてい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...これは非常に多数の家屋が倒潰したのだと思った...
寺田寅彦 「震災日記より」
...しかし弁天社務所の倒潰を見たとき初めてこれはいけないと思った...
寺田寅彦 「震災日記より」
...それらのうちで倒潰はおろか傾斜したものさえ一校もなかった...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...もっと古い大正九年以前のものは二十四プロセントの倒潰率を示している...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...稀大な大地震が起つた時に村ぢうで倒潰しなかつたのはこの水車小屋一軒だけであり...
牧野信一 「沼辺より」
...家は柱を折って倒潰(とうかい)した...
水上滝太郎 「九月一日」
...後ろの倒潰した建物は箱根塔ヶ島離宮...
武者金吉 「地震なまず」
...倒潰(とうかい)したりして五百何十人も死んだり...
山本周五郎 「契りきぬ」
...市中の倒潰家屋はおびただしい...
吉川英治 「私本太平記」
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