...うっかりしていると倒れそうになる位でした...
有島武郎 「溺れかけた兄妹」
...今にも倒れそうになるものですから...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...倒れそうになるとそれに掴(つか)まっていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...坐っていても倒れそうになる上半身を辛うじて支えて...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...仰向けさまにうしろへ打(ぶ)っ倒れそうになる...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ゆらりとして倒れそうになるのを...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...いちいち引っかかって倒れそうになる...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...倒れそうになる身体(からだ)を...
夏目漱石 「坑夫」
...僕はよろよろと倒れそうになる...
原民喜 「鎮魂歌」
...わたしはパタンと倒れそうになる...
原民喜 「鎮魂歌」
...倒れそうになるわたしを追越してゆく...
原民喜 「鎮魂歌」
...またパタンと倒れそうになる...
原民喜 「鎮魂歌」
...すこし我慢して起きていると眠気で床の上に倒れそうになる...
堀辰雄 「恢復期」
...足の遅い女の倒れそうになるのも構わず...
水上滝太郎 「九月一日」
...その拍子にお光自身もヨロヨロとして傍の壁にドシンとぶつかって倒れそうになるが...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...酔った足が何かに蹴つまずいて前のめりに倒れそうになる...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...権八の拳にはひじょうな力があったし、倒れるとき岩で後頭部を打ったことも原因であろう、立ち居などの動作を急にすると、激しいめまいがして、倒れそうになる...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...また幾度か倒れそうになる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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