...食に尽きて倒るるより...
泉鏡花 「瓜の涙」
...自己自身に力なきためただちに倒るるが如くである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...狂瀾(きやうらん)を既に倒るゝに翻(ひるがへ)し...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...倒るる時に地はひゞき介胃彼の上に鳴る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其倒るるを憐みてテラモニデース・アイアース...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...曙かけて、更に日の昇るにつれて、兩陣に飛箭投槍ふり注ぎ、軍勢互に相倒る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...445槍の名將アイアース近く迫りて敵將の其脇腹を貫けば仰ぎ倒るゝ其めぐり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...是れ其の内閣が直に倒るゝの運命を示すものなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...鎧袖一たび触るれば忽ち倒る可しといひたれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...倒るる者の上には飛びかからんと待ち構えてる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もう呼吸(いき)も絶え絶えになるばかり疲れ果て有合う捨石(すていし)の上に倒るるように腰を落した...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...ただいま卒中にて倒る...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「枯草」
...奴刀を失し伏して地に倒る...
南方熊楠 「十二支考」
...兵卒一同再び倒る...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...倒るゝ如くに路の辺(べ)の榻(こしかけ)に倚りて...
森鴎外 「舞姫」
...倒るゝ如くに路の邊の榻(こしかけ)に倚りて...
森鴎外 「舞姫」
...手足は力を失いてついに倒るるなり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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