......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...『ああヂュウスより傳はれる王プリアモスの子ら汝!汝の堅き城門の前の戰鬪來るまで、 465アカイア諸軍汝らを亡すことを諾(うべな)ふや?アンキーセースうみなせるアイナイアース、猛き者、わがヘクトールもろともにわれの尊ぶ猛き者、倒る、いざ立て紛擾の中より勇士救ひ出(だ)せ!』しかく宣んしておのおのの魂と勇とを鼓舞せしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...火の猛勢に打負けて地上に樹木倒るごと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...445槍の名將アイアース近く迫りて敵將の其脇腹を貫けば仰ぎ倒るゝ其めぐり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その前に地に倒るもの多からむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さはれ地上に倒るゝはむしろ少なし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...是れ其の内閣が直に倒るゝの運命を示すものなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...倒るる者の上には飛びかからんと待ち構えてる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もしくは亡命のうちに倒るるも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ただいま卒中にて倒る...
中里介山 「大菩薩峠」
...あるいは予よりも先(さ)きに倒るることなきを保(ほ)せず...
野中到 「寒中滞岳記」
...畢竟(ひっきょう)封建制度の中央政府を倒してその倒るゝと共に個人の奴隷心を一掃したと云わなければならぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...倒るゝ音大地を響かせり...
南方熊楠 「十二支考」
...兵卒一同再び倒る...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...ファウスト地に倒る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...手足は力を失いてついに倒るるなり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...倒るるもやまじ」とする意気があるので...
吉川英治 「三国志」
...そしてをり/\溪向うの山腹に大風の通る樣な音を立てゝ大きな樹木の倒るゝのが見えた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索