...食に尽きて倒るるより...
泉鏡花 「瓜の涙」
...「田村君終(つひ)に倒るか」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...後に撲地(はた)と倒るるを...
巌谷小波 「こがね丸」
...自己自身に力なきためただちに倒るるが如くである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これがいずれの方向に倒るるかという場合...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...その倒るるを脚取りて*エレペーノール曳き來る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...倒るる時に地はひゞき介胃彼の上に鳴る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 370膝に倒るをかき抱き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...火の猛勢に打負けて地上に樹木倒るごと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...之に躓き仰むきに地に倒るれば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...オヂュシュウスまた打ち倒る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...是れ其の内閣が直に倒るゝの運命を示すものなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それさえ間もなく失わねばならぬ運命をこの子は知っているのであろうか?枯木すら倒るるまでは...
永井隆 「この子を残して」
...)ファウスト(挫け倒る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...(倒る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...倒るるごとくに路(みち)の辺(べ)の榻(こしかけ)に倚(よ)りて...
森鴎外 「舞姫」
...手足は力を失いてついに倒るるなり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――よろしくここは大策を立て、織田倒るるか、武田捷(か)つか、乾坤一擲(けんこんいってき)のお覚悟をしかとすえられ、大軍をもって盟国の急を救い、あわせて年来の大患(たいかん)を一挙にお除きあるべきかと信じます」信長の胸は知らず、いずれ援兵を送るとしても、六、七千か一万足らずの兵とは、諸将のたれもが一様に考えていたところだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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