...納戸役の責任は人一倍大きい...
...二百ページ餘の四六二倍大の雜誌が殆ど各ページに大小一つなり...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...わが東洋艦隊は約三倍大の勢力に補強されてあるから...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...従来の五倍大になった...
海野十三 「東京要塞」
...どれも欲しくありません」醤は人一倍大きな頭を左右に振る...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...」仲間の一人は財布の代りに人一倍大きな「才覚」を持合はせてゐたので...
薄田泣菫 「茶話」
...そこで今までより形を三倍大きくしたところが非常に評判がよくなった...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それは宅(うち)から持って来たのに比べて数倍大きくみごとなものであった...
寺田寅彦 「病室の花」
...パーマの長髪を、頭の二倍大、三倍大にふくらまして、颯爽と五月の風になびかしてる、と言いたいところだが、実は、ただもじゃもじゃ、くしゃくしゃ、後頭部から肩へ引っかついでるだけで、雀の巣どころの代物ではなく、全くのジャングルだ...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...拇指二倍大位の鰻が十四五匹うようよしていた...
豊島与志雄 「反抗」
...なお一倍大きく見えるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...面当(めんあて)の大きさは私の顔の凡そ倍大であつたから...
牧野信一 「鬼の門」
...もし味の上からいへば土地固有の大根の方が甘味が多いのであるけれど東京大根は二倍大の大きさがあるから経済的なのであらう...
正岡子規 「墨汁一滴」
...自分の技倆に非常の自信を持つ様になったお関はすべての行為を前よりも数倍大胆に大股に行って行ったけれ共...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...」声を一倍大きくした...
森鴎外 「独身」
...そうして筆者等の予算計画の約二倍大に当る等身大の座像をグングン捏(こ)ね上げ初め...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...前の章魚よりも何十層倍大きな海蠍(うみさそり)の鋏(はさみ)が詰め寄って来る...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...従来より一倍大きく腹蔵(ふくぞう)に据え直されたにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...一倍大股な足どりで...
吉川英治 「新書太閤記」
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