...個々の立場に捉はれず...
種田山頭火 「一草庵日記」
...若さにみちた個々の顔につぎからつぎへと目をうつしていた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...映画と連句とが個々の二つの断片の連結のモンタージュにおいてほとんど全く同一であるにかかわらず...
寺田寅彦 「映画芸術」
...かかる因果は単に個々のものに就いての因果であるばかりではなく――それならばフリッシュアイゼン・ケーラーの云うように自然科学も夫を取り扱うことが出来る――...
戸坂潤 「科学方法論」
...個々の芸術領域の守護神がジェニーである...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...個々の記事の殆んど凡てを匿名にする程個々の記事の内容的文筆価値を止揚して...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...いづれも個々別々に私の感想を錯乱させるばかりである...
永井荷風 「水 附渡船」
...それと同時に個々の結晶の目方も測定して置く必要があると思われたので...
中谷宇吉郎 「雪」
...個々に共通する本質点を探(さが)してみよう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...原詩の個々の言葉を解きほごして...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...我々が構成する個々の対象の観念を越えて見ないならば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...全ての個々の実例において大いに意識されているので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...これを離せば容易に離れて個々の嚢(ふくろ)となるのである...
牧野富太郎 「植物知識」
...唯人類の個々の部分はこのやうな系列に就いて甚だ不同なる長さの道のりを經過するといふ差異があるばかりである...
三木清 「歴史哲學」
...個々の部曲家門に専属した神が...
柳田国男 「年中行事覚書」
...個々の観察者は必要上...
柳田國男 「和州地名談」
...男性的な駿馬(しゅんめ)と騎手とが個々に持つ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...この中に、ある者は討死し、ある者は勝(か)ち名乗(なの)りをあげ、また或る者は、傷を負い、卑怯の名をうけ、勇者のほまれを剋(か)ちとり――そして、よく見れば、人間個々が、永世にかけての、奇異なる運命を作っているのでもあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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