...其個々の部分に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...眼や眉や鼻や口や耳などという個々のものに就いては今語り尽せない...
高村光太郎 「人の首」
...そのかわりに個々の作者についていろいろな観念群とでも名づくべきものの明白に見えるものを発見することはできた...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...個々の事象なのだ...
戸坂潤 「科学論」
...いずれも個々別々に私の感想を錯乱させるばかりである...
永井荷風 「日和下駄」
...たとひ殺傷に参加する人々個々の頭上には...
夏目漱石 「点頭録」
...個々の企てには非常に狭い制限が設けられた...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...個々の原因と結果の連接を我々に教える全ての過去の実例において...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...なぜ我々は観察される個々の実例を越えてその経験を拡張するのかという疑問を...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...個々の内容のものが希望と考えられるのは...
三木清 「人生論ノート」
...私の個々の行為には私の個性の全体が現実的なものとしてつねに表現されているのである...
三木清 「人生論ノート」
...概念は我々の感覚に与えられた個々の特殊的なものから...
三木清 「哲学入門」
...また自然科学における法則も個々の事実から発見されるのであって...
三木清 「哲学入門」
...個々に言へば彼の...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...彼らはただ個々の処方を変えているのではなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何と狭く小さなものであろう! しばしば偶然によって模範的な重大なものになる個々の出来事についてばかりではなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...個々の生命の開落は...
吉川英治 「折々の記」
...個々のいのちは国のいのちの一分子にすぎない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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