...そのような酒精の個々の価値はロンドンの最高価格によって見積もられることになる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...3.個々の人々の英雄的志操と犧牲心も...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...又個々の真理内容としてでもなく...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...併しカント自身が特殊の個々の意見としてではなく正に根本的な意見として与えたものの内にも吾々は一つの制限を発見する...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...個々別々に切り離されたものにまで固定して考える処の思考法を...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...個々の臓器は特定の色に応じていて...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...個々の細かな点は改善することができる場合でも...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...個々の文学作品が生み出された心理的過程だとか...
平林初之輔 「文学方法論」
...これを離(はな)せば個々に分かれる...
牧野富太郎 「植物知識」
...私の個々の行爲には私の個性の全體が現實的なものとしてつねに表現されてゐるのである...
三木清 「人生論ノート」
...個々の内容の希望は失われることが多いであろう...
三木清 「人生論ノート」
...唯人類の個々の部分はこのやうな系列に就いて甚だ不同なる長さの道のりを經過するといふ差異があるばかりである...
三木清 「歴史哲學」
...曲を其中なる個々の人物としてみるこゝろに相違なかるべく...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...個々の犯罪内容をよく調べて...
柳田国男 「故郷七十年」
...個々撃滅して、みなごろしにすべし――と厳顔は味方の武将につたえていた...
吉川英治 「三国志」
...個々の学者の理論的意識よりも優っている...
和辻哲郎 「孔子」
...この普遍的能動的な理性が個々人に分れてその生存中の精神となり...
和辻哲郎 「鎖国」
...またわれわれは漠然と「顔」ということをいうが実際にわれわれが経験するのは個々別々な...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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