...個人消防上(こじんしようぼうじよう)の最大要件(さいだいようけん)は時機(じき)を失(うしな)ふことなく...
今村明恒 「地震の話」
...また義雄一個がその生計の一部分に影響しては...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...倒れ木の上に丸くなりて一処(いっしょ)に六七個あるあり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...傍らに熊送りの為め熊頭(ゆうとう)を木に刺して久しく晒したるを以て白色(はくしょく)となれる数個を見たり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...鋳造を同郷の人山本安曇氏に依頼する時、碌山の遺族に二個、相馬家に二個、ほかに中村屋の分として一号より二十五号までナンバーを裏面に打ちこみ、非売品として喫茶部に備えたのでしたが、いつのまにか一個減り二個減りして、現在は十個ほど不足になっています...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...道徳と云うものは個人々々で皆いくらかずつ違っていていい...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...また別個の国語教育に対する寄与が考へられるのでそれらの点を明かにしたいと思ふのである...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...そんな価値が果して何処(どこ)から出て来(く)るだらうか」個人の場合でも唯喧嘩に強いのは自慢にならない...
夏目漱石 「点頭録」
...かくして選ばれた個物は他の表象を代表する限り同時に一般的でなければならぬ...
三木清 「認識論」
...個々の存在抹殺としての身分平等化が行われたわけであった...
宮本百合子 「新しいアカデミアを」
...逆に個人的な何かで仕事をひろげて行こうとしたりする人で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...黙って返事をせぬ)……個人の力をため...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...自分の評判・自分一個の利益・のためであって公益のためではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...個人作家は「選ばれたる者」でなければならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...中に何万個という品物を積み上げ...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...貧しい個性より持ち合せない衆生(しゅじょう)のために...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...問題はおのれ一個ではないのだ...
山本周五郎 「新潮記」
...しかし藤村の個性はそうでない態度の上に立っているのである...
和辻哲郎 「藤村の個性」
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