...決して前時代そのままの個人の專制に逆轉したわけではないが...
石原莞爾 「新日本の進路」
...ちょっとした個人消息を載せるだけでもどれほどその助けになるか知れない...
大杉栄 「獄中消息」
...全員を私個人の監視下に置かねば...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...社会を撼(うご)かすは決して一個人の力にのみ依頼すべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...常に個人的意識の概念でなければならなかった...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...非常な個体の粉末のやうで...
中原中也 「在りし日の歌」
...近頃のは個人個人の趣味で調子がまるで違ってくるんです...
夏目漱石 「野分」
...真に個物相互限定の世界は...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...その体系のあらゆる個々の項目は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...個々ばらばらにきり離されたのである...
本庄陸男 「石狩川」
...ひとは私に個性が無限な存在であることを教へ...
三木清 「人生論ノート」
...しかし個人的な現實的な人間の制限から離れて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...そこには大勢が活きて個人は匿(かく)れた...
柳宗悦 「工藝の道」
...了解に苦しむ個所が多いであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...作る者は優れた少数の個人ではなく...
柳宗悦 「雑器の美」
...数日前から二個大隊の工兵が...
夢野久作 「戦場」
...そこで洗った法師首は一個だけでなく...
吉川英治 「上杉謙信」
...個人同士のばあひは違ふ...
吉川英治 「折々の記」
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