...「米を一俵取ったときの私の喜びは何ともいえなかった...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...その男は送つて来た米俵を...
薄田泣菫 「茶話」
...俵氏は日頃から望んでいることですから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...「こやつも火あぶりじゃ」同役の一人はその人俵をずるずると引摺(ひきず)って水際(みずぎわ)の方へ往った...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...米俵を駆けのぼったり...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...燃え上る炭俵を見つめていた...
豊島与志雄 「ものの影」
...分(ぷん)にならるる娵(よめ)の仕合(しあはせ)利牛はんなりと細工に染る紅うこん 桃鄰鑓持ちばかり戻る夕月 野坡という劈頭に引用されている『炭俵』の一節からは...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
......
野口雨情 「朝おき雀」
...俵屋の先代の娘には違ひなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...詰り桟俵法師(さんだらぼうし)を捜して来て...
二葉亭四迷 「平凡」
...堀本一甫は「奥御医師、御口科、二百俵十人扶持、築地中町」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...矢の倉の多紀分家は「多紀楽真院法印、父安長、奥御医師、二百俵高、御役料二百俵、両国元矢の倉」、「多紀安琢、父楽真院、御医師方子息」と記してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...横長で俵に似た形をしていますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...かたい家では早くから精(しら)げて俵(たわら)にして...
柳田国男 「母の手毬歌」
...「――ここには公儀から年に米六百俵...
山本周五郎 「さぶ」
...そのころ米価は米一俵(四斗四升)が一分と六十匁から七八十匁に当っていたので...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...俵一八郎と万吉が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...斃(たお)れる土俵ぎわまで...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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