...その石や土俵が道中に散乱してあるから...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...今度は飛切の上米を五俵(へう)ばかり手荷物に加へようといふ寸法なんだが……」露西亜の昔譚(むかしばなし)に...
薄田泣菫 「茶話」
...猫と四斗俵(とべう)8・27(夕)政治家ほど無益(やくざ)な者は無いが...
薄田泣菫 「茶話」
...白目米三百俵の栽培を頼んだ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...他人(ひと)に倍(ばい)して忙(せは)しい勘次(かんじ)がだん/\に減(へ)りつゝある俵(たわら)の内容(ないよう)を苦(く)にして酷(ひど)い目(め)をしつゝ戸口(とぐち)を出入(でいり)するのを卯平(うへい)は見(み)るのが厭(いや)で且(かつ)辛(つら)かつた...
長塚節 「土」
...浜から千八百俵ばかり注文がありました...
夏目漱石 「永日小品」
...庭のまんなかに土俵を築いて...
野村胡堂 「胡堂百話」
...これは店中で一俵の米を扱い切れないただ一人の弱い男で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...七それから又五日、俵屋の事件は、平次が最後の斷を下す前に、重大な破局へ落込んでしまつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俵屋の主人孫右衞門は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...よもすがら音なき雨や種俵(たねだわら)うぐひすや家内揃(そろ)ふて飯時分(めしじぶん)春の日の遅い朝飯...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...そこで一行は先ず高崎と云う俵をほどいて見ることにした...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...炭俵のぼろだのが捨ててあった...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...土俵はむろん床張りで十畳ばかりの広さ...
山本笑月 「明治世相百話」
...その米俵を積んだ車が置いてあって...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...その上に両手に一俵ずつ持ってんのやで……」「プッ……小僧……酒に酔うてケツカルな」「ワテエ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...いわずとものことだが、吾々は、蜂須賀阿波守にさし向けられてまいった者、生殺与奪(せいさつよだつ)の権があるぞ、ジタバタすれば弄(なぶ)り殺し――」「だまれッ」だしぬけに、俵一八郎、それを遮(さえぎ)って、きびしく言い返した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――だから、わしが背丈(せい)を貸して上げてやるから、柵の上で一応体を止めて、よく下を見定めてから跳ぶのだぞ」「はい」「わしが下から、炭俵を外へ抛(ほ)ってやるから、その炭俵を見て、なにも変ったことがなかったら跳ぶがよい」と城太郎の体を、肩ぐるまに乗せて立った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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