...何俵でも廻してよこすんだっペからよ...
犬田卯 「米」
...自転車を飛び下りて俵を検分すると...
犬田卯 「沼畔小話集」
...小学校の庭の土俵ぐらいの太さといえば...
海野十三 「火星兵団」
...大使はお米を何俵位用意する積りだらうて...
薄田泣菫 「茶話」
...ざつと米一俵としたもので...
薄田泣菫 「茶話」
...積み俵を取り除けてもらってみよう...
近松秋江 「雪の日」
...俵もたくわえていないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...炭俵へ火を點(つ)けた者があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下谷二長町の俵屋の手代が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...故郷(くに)のお母さんのお墓の前で横綱の土俵入りをして見せたいんだ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...宮城野の焼石河原雨よ降れ乾く心はさもあらばあれ大正十一年十月初めて箱根仙石原に遊んで俵石閣に泊したその時の作...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その百三十四屋代弘賢(ひろかた)は此年癸未の武鑑に「奥祐筆所詰、勘定格、百五十俵高、神田明神下、屋代太郎」と記してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...八百俵以上を二百俵に減ぜられたのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...出て見たところが山のような金銀米俵で...
柳田国男 「年中行事覚書」
...平たい庭石の上に用意して在った炭俵の上にガサガサと土下座をすると...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...あんなに炭俵が山と積んである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...押っ伏せちまえ」十俵ばかりの土砂がますで...
吉川英治 「野槌の百」
...ダルメイダの宿には、領主から贈った猪一頭、雉二羽、家鴨二羽、大きい鮮魚五尾、酒二樽、米一俵、その他領主夫人、庶子などの贈物が充満した...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索